「 おしゅしだよ 」 「モラン」ネット系“キャラ” も独自の存在感
魅力的なものはどこでも輝く。色々な才能がオンラインで発揮されているが、“キャラ”でも近い動きが見られ「 おしゅしだよ 」は、2013年9月からTwitterで4コマ漫画が連載されて以降、話題を集めている。起源を辿れば2013年9月に遡る。Twitterでの4コマ漫画の連載で、主人公「 おしゅし 」が回転寿司屋で「ばいと」する日常を描くわけであるがブラックジョークなどでクスっと笑いを誘う。また、版権を管理するタクト・コミュニケーションズと共にグッズ展開も広がり、リアルへと広がるのである。
ブラックジョークは主人公のおしゅし自らが放つ。そのギャップがシェアしたくなる心理を突いて、女性ファンの心を掴んでいるようで、男女比の割合としては7対3といったところ。キャラクターは勿論、寿司ネタであり約100種類以上にも及ぶ。サブカル系の印象が強いが、本人たちはどこ吹く風、メインカルチャーへとのその活躍の場を広げていく構えである。
最近では、ライブ配信サービス「ツイキャス」において「おしゅしだよ」のキャラクタースタンプが導入された。配信中に使いやすい言葉がセットになっているので、スタンプを使って「おしゅしだよ」でツイキャスをシュールに楽しく演出できるのである。ネット系ゆえに、相性のいいタッグと言えるだろう。
おしゅしだよ 以外もネット起点で話題の“キャラ”
また、これとは別に、タクト・コミュニケーションズ自体は、最近、「MOLANG(モラン)」というキャラクターの版権窓口を務めるなど、海外のキャラにも関心を深めているようであるが、これらもネット系である。韓国のイラストレーターHye-Ji Yoonと、フランスのアニメーションスタジオMillimagesによって作られたアニメで、こちらも絵文字としてオンラインから生まれた。それだけ色々な才能がネットというインフラを通して拾い上げられている実態なのである。
小さくとも可能性のあるキャラに光があたり、でも一度、当たれば、その世界観は世界へと広がるポテンシャルを持っている。なんとも夢がある話ではないかと僕は思う。勿論、テレビアニメのヒットで、それらのグッズが売れて盛り上がるという風潮も大事だけど、一方で、才能あるクリエイターの作品がこうやって光が当たるのも、見逃せない。大いなる大志を抱いで、キャラクターも世界を跨いだ活躍を見てみたい。
今日はこの辺で。