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放課後マネキン 女子中高生限定 “レンタル”が値ごろな理由

放課後マネキン 女子中高生限定 “レンタル”が値ごろな理由

 自分達の価値を活かす、とはこういう事だろう。 女子中高生限定 であり、そうする事により生まれる価値。それで、女子中高生たちに 手の届きやすい価格で 洋服の レンタル を行う。株式会社Nadieは、「 放課後マネキン 」を、8月1日からオンラインで始めていて、その着眼点に感銘を受けた。こうやって、女子中高生にも、レンタルが身近になれば、今より洋服をシェアしあい、おしゃれの楽しみ方もきっと広がる。

女子中高生限定 レンタル「 放課後マネキン 」リアルに続き、ネットでも

女子中高生限定 レンタル「 放課後マネキン 」リアルに続き、ネットでも

 「 放課後マネキン 」は、今年の2月にも原宿を拠点に行っており、このプロジェクトの趣旨に賛同したアパレル企業からの協賛、もしくはリースで、レンタルに使用する「ファッションアイテム」を揃えて、実施していたのだ。

 この時もテーマとなっていたのは、価格である。女子中高生においてお洒落はしたいものの、予算は限られていて、その中で、どう効率よく「私服のサイクルをまわせるか」は重要である。その点、「 放課後マネキン 」は、女子中高生対象に行なったサービス価格に関するアンケートに基づいて、レンタル料をリーズナブルなものにしており、その差別化をはかっているのだ。

 今回、8月1日から開始されたオンラインの「 放課後マネキン 」では、そのレンタル料を1着500円と設定している。依然として、彼女達の実態に照らし合わせた、適切な価格を設定していることが強みになっている。

トレンドリーダーとしての価値を活かす「 放課後マネキン 」

 ただ、ここで気になる事がある。それは、いくら女子中高生がそれらの価格を求めようとも、この 値ごろな レンタル が事業として成立しなければ意味がない。

 ここで注目すべきなのは、一貫して、自分達の価値を上手に活かすことで、事業をうまく成立させようとしている点である。「 放課後マネキン 」では、ユーザーは、自身のSNSへの着用画像の投稿することが推奨されていて、アンケートへの回答が必須となっている。

  • 「放課後マネキン」の利用方法
  • 1. 公式HP ( https://nadie.co.jp )よりレンタルを申し込み
  • 2. 自宅に商品が届く
  • 3. 新しいファッションで7日間の特別な時間を楽しむ
  • 4. 着用時の写真をSNSに投稿
  • 5. 郵送で商品を返却
  • 6. レンタルした商品に関するアンケートに回答

 だから、アパレル企業側は商品を提供する対価としてこの世代に対してのPR効果と貴重なマーケティングデータを得ることができる。これで、アパレルの商品は集めやすくなる。「放課後マネキン」事業で、売り上げを作る為に必要なコスト部分をこうして抑えることで、利益を確保し、ビジネスを実現させているのである。

女子中高生で構成されるNadieだから女子中高生の今に応える

 実は、これらの事業を運営しているNadieという会社は女子高生で構成されている。そこの部分が一人歩きすると、ビジネスの本質に目が行かないと思ったので、最後に書いた次第だが、どんな世代にもできることはあるし、会社を経営したって何らおかしなことはない。このビジネスの内容も、彼女達だからこそできた発想に満ちていると思う。

 代表取締役 古城栞さんは「友達と遊ぶ日、推しのあの人に会う日、デートの日など着たい服はその日によって違うもの。平日はみんなと同じ制服を着ているからこそ、私服はもっと自分らしくいたいのです。だから、放課後マネキンは、現役女子高生である私たちの「あったらいいな」を実現させたサービスです。今この時期だからこそ、友達と会う時間は大切なものです。その大切な時間に、最高のおしゃれを楽しんでください」と説明している。

 取締役 白井花さんも「『 放課後マネキン 』はお小遣いや親の趣味でファッションが制限されてしまいがちな私たち女子中高生のためのサービスです。私自身バイトをしたことがなく、「本当に着たい服」よりも「お小遣いで買える服」を優先しなければならないことが、ずっと心に引っかかっていました。そこから、女子中高生が何にも制限されずに、もっと自由におしゃれを楽しめるような世界にしたい!と思ったことがこのサービスのはじまりです」と述べている。

 女子中高生限定 で行う「 放課後マネキン 」における レンタル にかける想いは、彼女達だけではなく、多くの女子中高生の夢でもあるのだ。

 トレンドリーダーでもあるし、また彼女達の独自の価値観や発想はあって、それが世の中を変えていくことすら、僕はあると思う。だから、それらが制限されるべきではなくて、それを自らの行動で勝ち取ろうとする姿勢にこそ、拍手を送りたいと思った。今のテクノロジーや環境は全ての人たちに可能性をもたらすものだと思うから、彼女達の世代にふさわしい世界を、彼女達が自ら創造することで、また一つ、笑顔が増えれば、と思う。

今日はこの辺で。

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