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仏具のメーカーなの? 高岡銅器 の伝統技術は形を変えて今に伝える「CASTIN’」

 え?全くイメージないじゃないですか。僕が話した相手は高辻製作所という会社で、真鍮素材などでできたトレイや小箱を販売している。僕がその企業の起源を聞いて、思わずそう漏らしたのは、その小箱やトレイからはおおよそ想像がつかない、仏具を扱ってきたから。

高岡銅器 の職人魂 を背負って CASTIN’

1.高岡の伝統技術

 高辻製作所は富山県の高岡市にあり、実はこの地域では代々、鋳物を手がける技術が語り継がれていて、高岡銅器として日本では知られていて、まさに彼らはこの高岡銅器の伝統技術を活かして、仏具を作ってきたというわけである。

 このような感じで。

2.鋳物の可能性を模索した先に得た知恵

 そんな中で、彼らは「CASTIN’」というブランドを立ち上げて、「鋳物の可能性とは?」「鋳物のある現代の生活とは?」を考えているというわけで、その中で生まれたのが先ほど、触れた小箱である。こちらの写真を見てほしい。

3.丁寧に一つ一つ作る

 「これってどうやって作るんですか?」と聞くと、鋳物砂と呼ばれる特殊な砂を使う。それで型を作って流し込んで作るのだそうだ。その製法は生砂型鋳造法と呼ばれるこの地域ならではの伝統的なもので、しっかり歴史は商品の中で活きている。

 小箱やトレイなどで使われている真鍮素材は、風合いを楽しんでほしいと語る。真鍮というのは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた素材で、アクセサリーなどにも使われる。

この素材の特徴として、時の経過に合わせて色が変わっていくので、時間の移り変わりを実感させるから、それがまた風情があって良い。

形を変えて伝統が広がる

 商品が広がるほどに、この製法やこの地方の伝統が広がる。仏具に始まったチャレンジは、もっと人々の生活の一部に浸透できるように、という商品力と地元愛に溢れている。

だからこそ、本気である。自分達や地域の強みを尊重しつつも、世の中の変化に柔軟に応えることで、代々受け継がれてきたその伝統を今に伝え、守ろうというわけである。次の時代へと繋げるためのチャレンジだと語るその姿に力を得た。

 今日はこの辺で。

関連特集:https://145magazine.jp/topic/tetete2021sp/

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