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浅野藝術 部品の工夫とデザイン性で雑貨は見違える

 建築設計の視点から、衣食住を豊かにしたい。そんな思いを語るは浅野藝術 代表取締役 浅野 雅晴さんである。彼は元々、設計士。だから、そんな想いを抱くのだろう。それによって、他とは切り口の違ったエッジの効いた商品がラインナップされて、ファンを魅了している。

浅野藝術 社名の通り商品でありアート

 要は、雑貨の中に、建築設計の要素を溶け込ませて、付加価値をつけている。だから、そのパーツ自体に魅力があって、そこが意外性に満ちている。だから、部品から商品を連想する。その視点が独特だ。

 ではどういうものが作られているのだろう。彼自身、色々な部品を手がけるうち、色々なものづくりの知見がついたという。

 だから、部品の長所にデザイン性を掛け合わせる。それだけで、生活は便利に、豊かにできると彼は信じている。例えていうなら、「Coffee dripper」と「Coffee filter holder」。下の写真の商品である。

  ドリッパーやフィルターフォルダーは数あれど、どれも形状が独特。「洗いづらくありませんか?」と。

 そこで、この商品では金属の骨組みだけにしたわけだ。そうするだけで、洗いやすく使いやすくなると。金属なのに水気があっても大丈夫。なぜなら、素材にステンレスを選んでいるから。

 実はステンレスは「錆びない」という特徴がある。

アート性は人の心を豊かにする

 昨今、コロナ禍で、家にいる時間が増えた。だからこそ、少しでもイエナカを充実させる為にと考えたのがこちら。season dry boxで、花器である。シルエットが有機的な曲線を描かれて、アーテイスティック。一つ一つ手作業で作り上げられたこの花器で、ドライフラワーをセットして販売する。

 花器の木目調は、ドライフラワーとの相性も良い。家の中でも十分、自然を連想させるもの。

 どれも優しさに溢れていて、心に安心感をもたらしてくれるデザイン。生活者を想う気持ちと発想と工夫は、一つとなって、消費者に安らぎをもたらしてくれる。

 今日はこの辺で。 

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