ニコニコネット超会議2020夏 総来場者数 は1773万人
株式会社ドワンゴは、8月9日~16日の8日間にわたり、『 ニコニコネット超会議 2020夏 』を開催し、ネット会場から生放送を視聴した「 ネット 総来場者数 」は1,773万8,806人となったと発表した。この数字は、4月開催の「ニコニコネット超会議2020」のネット総来場者数は1,638万 1,426人を上回るものとなったのだ。
新型コロナウイルス感染症で、外出自粛、帰省も控える中で、敢えて、ニコニコ動画のネットにおける強みをフルに生かして、おうちでも楽しめる趣向を凝らしたのがこのイベントである。
ニコニコ超会議初の年2回開催となった本イベントは、超特別協賛のNTTはじめ計28社の企業が参画。ニコニコ生放送の公式番組は196番組、ユーザー発案の企画は160以上集まり、前回からよりパワーアップしたコンテンツで夏を盛り上げたのだ。
番組も多岐にわたり、「まんが王国 presents 本田翼の #みんなでまんが 生放送」や「ニコニコネット超会議2020夏✕EGOIST LIVE on www.2020 side-A2 【chrysalizion code 404 : ebenfalls】」など、多くの人を熱狂させた。
また、数々の豪華ゲストが登場し、例えば、小林幸子さんと松岡充さんによる新ユニット「シロクマ」が対談を行い、デュエット曲『しろくろましろ』を披露するなどして、勢いを感じさせた。この曲は、同イベントのテーマソングとすることも発表された。
ニコニコネット超会議 2020夏 今回も熱かった 超歌舞伎
筆者も「夏祭版 今昔饗宴千本桜(なつまつりばん はなくらべせんぼんざくら)」をみたが、これは日本伝統のリアルな歌舞伎に、初音ミクが現れ、夢の共演を果たすというもの。まさに、「伝統芸能」×「niconico」×「最新技術」が融合した「ニコニコ超会議」大型企画の一つである。「超歌舞伎 Supported by NTT」と銘打たれて、「ニコニコ超会議」リアル開催時からこのイベントの顔でもあったし、もはや「電話屋!」の掛け声は恒例である。
今年の演目は、観賞ではなく参加を意識し、参加する感覚が味わえるようなカメラワークを配慮した。それは、オンライン公演の特性を生かしたものであり、歌舞伎の新たな楽しみ方を提示するものである。また、冒頭、中村獅童さんが、この公演は豊島区の協力により、東京建物Brillia HALLにてお客様を入れずに開催する旨、感慨深げに話し、この企画そのものが皆で作り上げる“参加”の精神は、その時から始まっていたといえよう。
今までの皆さんの声を受け続けてきた経験があるから、無観客の中でも、それを感じながらこの場で演じることができるという旨、力強く中村獅童さんが話をする部分もあり、これまでの観客と演者の信頼関係は、例え、モニターを通しても、通じ合っていた。最後には「どうかお元気で」と、リアルに再会する事を真に祈る姿は心に響いた。
次回の「ニコニコ超会議2021」は、2021年4月18日(日)~25日(日)の8日間、niconicoのネット会場と幕張メッセのリアル会場で開催予定であり、「今昔饗宴千本桜」同様、桜の咲くこの時期に、桜のもとで、笑顔溢れる日常に近づいていることを切に祈りたい。