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スカッと心晴々、夏仕様 「Curious George Kitchen」 食べる事すらエンタメに変える

 どんなに曇り空の心であろうとも、夏の日の空のように、ここに来ればパッと晴れるに違いない。愛ある工夫で来る人を皆、笑顔にしてきた『Curious George Kitchen』が夏仕様に衣替え。夏を思わせつつ、食べることすらもエンタメに変えてくれる楽しさで溢れている。

Curious George Kitchen も夏本番

1.一つ一つに夏らしい演出が加わる

 この日、僕は、『Curious George Kitchen 』にやってきて、食べることを通して夏を存分に、堪能していた。夏を連想させる一つ一つのアイデアは、おさるのジョージがいることで、それが際立つのだ。

 「お待たせしました」とスタッフが持ってきたのはこちら。「うわ、大きいですね!」と僕がびっくりすると「それだけじゃないんです」。

 一見、かき氷だけど、ジョージらしい遊び心が溢れている。これが今夏、デビューでその名も「『おっととと!』しゅわしゅわカラフルフルーツポンチ」である。実は、客席についてからがこのメニューの楽しいところだというのである。

2.かき氷の山は彩り豊かなキャンバスとなる

 まずは、手前に置かれたシロップを、山となった真っ白な氷の上にかける。

 そのシロップは、3色ある。かけるほど、氷がキャンバスとなって、シロップの鮮やかな色彩が映し出されるというわけである。ほら、この通り。

 赤、青、黄色なので黄色と青を混ぜ合わせれば、緑になるから色合いは無限に広がる。もはや「アート」であり、お客様はそれを生み出す「アーティスト」である。

3.コミカルなジョージの姿が目に浮かぶ

 、、、といっている間に「あ、そうか!これってフルーツポンチなんですよね!」と僕はもう一度、驚く。かき氷に夢中になって気づかなかったが、下の層にはフルーツが入っている。氷が溶けていくほど、今度は、フルーツポンチとして存在感が強くなるわけだ。一度で二度美味しいとはまさにこのことだ。

 一緒に用意されたソーダを入れると、より一層、氷の山が溶けやすくなり、山が崩れていくわけである。崩れていく様を見ながら、メニュー名の由来を思うわけだ。その足場が変わっていくことで、上にあるジョージのピックが“踊る”から『おっととと!』ってわけ。

 崩れゆくその光景に、ジョージがコミカルに動く想像の世界を重ね合わせて考えるだけでも、心が弾む。

全ての料理に愛と工夫を

1.ファンには気づくストーリーの変化

 パスタが出てくるまでの間、絵本風のメニューを見ていると、また声をかけられた。「このストーリーは、以前のメニューにもあった物語の続きが描かれているのです」と。

 へぇ。オープンさせたキッチンは大成功し、楽しくなったジョージが嬉しくなって、更に新しいメニューを考えて、おもてなしをする。そんな内容になっていて、話は進展しており、その凝った仕様に唸る僕。

 実際、ここの中で描かれている話は真実でもある。Curious George Kitchenは開店以来、整理券を配って、何時間も待つほどの盛況ぶり。このリニューアルは当初の期間を延長する形で、実現したのである。

2.見た目だけではなく美味しいのが人気の秘訣

 続いて「『星をかぞえて』お空のシーフードクリームパスタ」が出てきた。これも夏の新メニュー。『星をかぞえて』という作品にインスピレーションを得て作ったものである。

 ジョージのちょっぴりチグハグな世界観を出すために、シーフードにしているのだとか。チグハグという部分に遊び心がある。つまり「星を数かぞえて」のストーリーは、ジョージが夜に星を全部、数えようとするけれど、それが結局、難しい。ちょっぴり無茶でチグハグな感じを描いたストーリーなのだ。

 だから、ゆで卵で月をイメージして、星形の食材のモチーフを散りばめて、好奇心を駆り立てる。そして、それだけではなく、空なのにシーフードをモチーフにしてチグハグな感じを表現しているのである。

思えば、一番、夜空を見上げるのが夏である。花火大会もそうだし、だから、それ自体が夏の夜空を連想させる。

3.ラテアートも夏仕様

 締めでアートコレクション オ・レもそのアートも夏仕様。僕が頼んだラテアートを見ると、そこでおさるのジョージが手にしているのは、先ほどの「『おっととと!』しゅわしゅわカラフルフルーツポンチ」ではないか。

 これぞ、エンタメだ。世の中にはカフェもあるし、そこでコーヒーを飲み、パスタを食べることもあるだろう。でも、ここではキャラクターが日常を彩る素材となって、食べる事にも特別な価値をもたらしてくれるのである。

 それは食べる以上の価値をもたらしてくれる「おさるのジョージ」がいるから。彼がいることでその想像力は倍化する。さらに、愉快で、楽しいシーンはこの店に来るあらゆる世代を笑顔にする。キャラクターの果たす意義を、この場で思うのだ。

 感化された僕は帰りがけ、ヒノキ製「バナナスタンド」を購入した。

 今、AirPodsのケースを引っ掛けた。そして「カラフル!」フルーツパンナコッタを食べつつ、今日の1日を浸って振り返っている。素敵な1日だったと。家に帰ってきてもなお、僕を想像の世界へと駆り立てるジョージが素敵だ。

 正直、いろんなことがあるだろう。時に、どんより心が晴れない時だってある。でも、ジョージがいれば、それすらも忘れさせてくれる。どんなに曇り空の心であろうとも、夏の日の空のように、ここに来ればパッと晴れるに違いない。『Curious George Kitchen』は夏らしく、愛ある工夫で来る人を皆、笑顔にしていくことだろう。

 今日はこの辺で。

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