時代を読む 特集
【特集】北海道のベーコン屋 野崎さんと語る!ラジオで話す小売の気づき
北海道の老舗ベーコン屋さん「エーデルワイスファーム」の野崎さんとは彼が司会をするラジオには準レギュラーで出演していて、僕のニュースをたたきに、小売の現場目線を取り入れたいろんな話をするのですが、そこでの内容をまとめてみています。不定期連載ではありますが、雑談ベースで気づきがある、タメになるトーク集です。
80年代から止まっている小売の発想 卸よりD2C
最近、リアルの大手企業が急激に、デジタルを通して、自らの価値を利活用している動きが活性しています。この時はJR東日本が通販大手の千趣会と業務資本提携をして、最近、駅にポップアップショップをやることで、特定のお客様に深くアプローチしようとしている実態の話をしました。
思いがけず、JR東日本のその転換ぶりに、既存の新幹線も安泰とは言えないのではないかという議論になり、その理由としてデジタル化が上げられた訳です。新幹線のライバルは飛行機?とかではなく、デジタル化によって「移動しなくて済む」という現実です。
ところが、一方で、物産展などに行くと、まだ「卸し」に依存している店の実態を感じると、野崎さんが言及しています。大量に生産して、あとは問屋に任せる、なんて状態が、今の百貨店などの状況を見て、正しい手段とは思えず、だからこそ D2Cを模索して、改めて、その今の時代と、小売の人の感覚とに大きなギャップを埋めていかないといけないという話がなされています。

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仕組みから構築する人との関係性
結局のところ、小売って人と人とが出会って初めて成立することだから、どうやってそれを続けていけるかというのは、人間関係同様に、お店もいろいろ考えています。マガシークでは「使わない時には洋服を預けるよ」という具合にして、倉庫に預けることで関係性を築いていたりします。
何気なく野崎さんはそこからフリマの可能性を語り出し、僕はハヤカワ五味ちゃんの新しいチャレンジ、サプリメントでのお話をしたりと多岐に及びます。

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商売において売上のヤマを作り次の成長に備える
セールは一長一短だなと思っていて、ともすれば、ブランド価値を損いかねないものですが、でも、中国の独身の日などを見ていると、売り上げのヤマを作るを作るのも大事で、ここで新規顧客を掴んで、次に繋げているわけです。国民皆がそこに興じることで、新たな参加者を促し、それが企業にとっては利するわけです。
そう考えると、企業も、消費者もこういう売上のヤマを作ることは重要なのかな、という話を野崎さんとしています。

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