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Amazon を 世界企業へ育てた Scalability

 Amazon による Scalability な発想 とタイトルに書かせてもらったが、Amazon は、「シンプル思考」と「メカニズム」に長けた企業文化であるが、そこに加えて、忘れてはいけない大事な要素がそれだ。星健一さんもまたScalability(スケーラビリティ)という言葉を使って、Amazonが世界的企業に至った一つの要因を彼なりに分析して見せた。

Amazon は基本に忠実に、集中してScalability を大事にした

 Amazonという会社は「小さな事業をやろう」としているのではなく、事業規模のメリットを最優先で考えている。

 つまり、Amazonは 1位になって初めて「スケールメリットによりコスト比率がさがる」「利益が出る」と考えていて、それができてこそ成功とだとする企業文化があるのだ。ここを最終着地として、徹底的にシンプルにすれば、残るはその仮説と検証となる。

 星さんはAmazon入社前からミスミという会社において、数々のマネージメント経験があり、既に「現状分析」「戦略立案」「アクションプラン構築」などのメソッドが備わっていたものの、星さん曰く、そのメソッドは「Amazonに入ってブラッシュアップされた」と話している。

 Amazonのメカニズムを検証する過程で、彼は、まず対前年比、対前週比、対計画値などと比較をして、差異があれば深掘りをした。そこから、原因を特定した後で、その解決としてどこをどのように対策、改善すればいいのかを自分が得て来た知見をベースにした仮説を織り交ぜて部下に指示出した。そして、Amazon流に週次でその報告を徹底して繰り返し、事業を成功へと導いた。

基本を追わず、あれこれ手を出す企業は多い

 考え方はシンプルだが、このファンダメンタル(基本的)なことを追求せずに、人はあれこれと新しいことに手を出してしまう企業が多いのではと語る。

 仮にスケールメリットをベースにしたビジネスモデルを訴求するのであれば、業界一位になる戦略を立て、コストメリットを創出して、それをさらにお客様に還元してというメカニズムを作る。さらに、そのメカニズムがうまく回るように、チェックポイントを作っていく。

 言うは易しだが行うは難しであり、だけどAmazonはそれを地道にやって来たし、それはアマゾンにしかできないことかと言われれば、そうではない。多くの事業者にとって何かしらのヒントになれば、と思っている。

 日本経済を復活させるには、製造業などだけではなく、AI、ロボット、音声認識など新しい分野でもこのような一位を目指す企業が必要だ。日本企業もAmazonの後を追おうではないか。日本の躍進はそこからだ。

宣伝ではないが、彼の著書から詳しいことがもっと知ることが出来そうだ。

amazonの絶対思考 常に、「普通という基準」を作り変える (扶桑社)

 以上、145が取材をしてみて感じたことをまとめてみました。星さん、ありがとうございました。今日はこの辺で。

(終わり)

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