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そこにはHUAWEIも? アウトドアは非日常であり、日常だ OUTDOOR DAY by Rakuten

 アウトドアはコロナ禍をキッカケに、その人気を得ることになった。その人気自体は落ち着いてきている印象があるが、それを機に身近なものへと変わり、幅広い層に定着しそうな気配である。日常と変わらぬ視点が、アウトドアに見られるようになった。これは変化であり、時代の潮流である。だからこそ、夏を前に、「OUTDOOR DAY by Rakuten」はリアルイベントを通して新しい価値を伝えようとしていて、興味を持った。

メーカーと来場者の橋渡し

 イベント名にもある通り、楽天が関わってはいる。けれど、実は、アカウントイノベーションオフィスという部署が行なっている。今までのイメージと少し違っていて、それは何が違うのか。それは、メーカーが自らのブランディングという意味合いで、楽天市場に出店している点である。

 HUAWEIなど、有名企業からスタートアップまで、小売というより、どれもメーカーの印象が強い。改めて、彼らに話を聞くと、商流の大元であるメーカーはその時代背景を読み、他に先駆けた動きをしていると気づく。その最新鋭を見てみると、アウトドアが変容していることがわかる。

  僕としてはスタートアップの動きが気になった。だから、まず「GreeShow」のブースにやってきた。

 彼らの商品は「携帯浄水器」である。いざ、アウトドアをすると、日常のような綺麗な水はない。だからといって重い思いをして、ペットボトルの水を持っていくことは現実的ではない。だから、浄水器の必要性は以前から言われていた。けれど、この「GreeShow」が面白いのは、手動であったそれまでの商品を、電動に変えたところにある。

論より証拠の説得力

 画期的なのは、電動になることで綺麗な水に変える分量も速さも、利便性も全てがアップすること。「GreeShow」は自らこのアイデアをクラウドファンディングにかけることで、現実のものにした。中国初のベンチャー企業が成し得たものである。

 まずは、「論より証拠」。

 吸い込む部分と出ていく部分がともに、ストローのようになっている。

 その前と後とでは、まるで水の透明感が違っていることに気づくだろう。水槽の真ん中にある装置の部分に電源スイッチがついている。

 最初の吸い込み口が既に濾過機能を持っていて、ここで沈殿物や土砂がはじかれる。出るまでの間に合計5つのフィルターを通り抜ける。だから、水道水と変わらない透明感。何より、それが次々流れ出る。だから、蛇口を捻るようにして、多くの人数がその水を手にできるわけだ。

 川が流れるその場で、水道水を使っている感覚。

さらに次も見据えている

 既にこれらは、楽天市場でも販売されている。けれど、「実は、、、」そう言って、もう一つ商品を紹介してくれた。自ら充電できる携帯浄水器である。

 電動で浄水器が実現できたのであれば、電源がなくとも、電気を起こせれば、完全に、“アウトドア”である。側面の箇所に太陽の光が当たれば、充電できるとか。さらに、横にねじまきを装着していて、自分の手で回転させることでも、充電できることにしている。

 これらもクラウドファンディングにより実現させたもの。楽天市場にも入れるように考えており、先行してこのイベントで公開というわけである。

 繰り返しになるが、アウトドアと言いつつ、“日常”化している。それが今の特徴。続いて、アウトドアの環境の常識を覆すのが、「EcoFlow」というブランドである。アウトドアの生活拠点、テントに実装するエアコンを出している。アウトドアは熱中症などのリスクを秘めている。だから、温度は大切。まるで普段の生活をする感覚でアウトドアを楽しもうという視点である。

 金額は20万円相当と高い。けれど、常に何人かでアウトドアをしていると考えれば、元は取れる。従来の発想からは見えない新しいアウトドアのマーケットが、生まれようとしていることがわかる。

アウトドアでブランディングを図る意味

 ちなみに、なぜ、「EcoFlow」はイベントに出ようと考えたのか。実は、日本以上に中国ではアウトドアがブームである。そんな中国では浸透しつつある、自信のある商品。リアルに、その利便性を伝えるとともに、日本で、その認知を拡大しなければならない。

 しかも、このイベントに出ていることからも分かる通り、楽天市場に出店している。このイベントはそこへの出店とセットで、信用を勝ち取る狙いがありそうだ。

 それまでの「楽天市場」の出店者とは少し趣が違う。つまり、彼らは今の「楽天市場」の売り場としての信用度に着目している。多くの人が、安心して購入できる売り場が、楽天市場。そうである以上、ここに出店をして、販売することが、彼らのブランディングにおいて重要。対話もできるから、マーケティングの意味でも、大きい。そうEcoFlowは語った。

 楽天はプラットフォームであるから出店店舗を集めることで、切り口さえ設定すれば、リアルイベントに漕ぎ着ける素地がある。だから、おそらく、ネットで訴求できない価値をリアルで補完する。楽天市場があることで、企業とお客様の両面でリアルネットの垣根を越えて、ブランドや商品としてのメッセージを発信できるわけだ。

ブランディングの一部として機能する

 同じく企業のブランディングとして、メッセージを伝えようとしているのが、AB inBeVである。彼らの代表的な商品「コロナビール」。その特徴として、ライムを入れてその味わいを堪能する要素がある。まさにその商品特徴から、彼らが目指しているのは、「日常の中に現れる非日常」である。そこにアウトドアを重ね合わせた。

 つまり、ライムを入れるその瞬間は、日常が非日常に変わるスイッチのようなもの。

 彼らはそのイメージをリアルだけではなく、ネットでも伝えていくことの必要性を感じていて、そのメッセージを発信するために、楽天市場に出店した。卸売を通じて、既に販売されている商品ではある。けれど、それとは違って、メーカーとして伝えるべき価値を、訴求していく。

 先ほど書いた通り、それとともに、そのユーザーがリアルに集まるこのイベントで、そのユーザーに強くそのイメージを印象づけるわけだ。いかにしてそれを伝えて、同時に、お客様を知るか。ここまで列挙した企業と同じく、その観点で、今回のアウトドアイベントへの声がけを好意的に受け止め、参加したわけである。

 同じドリンク系でも、全く違った様相を見せているのが、「Kiyasume」という商品である。新規開拓を!と、意気込んでいて、大胆にも大きく打ち出してるのは、「なまけもの」。 

アウトドアのユーザーに今までにない価値提案をしていく

 栄養ドリンクではないのがかえって良い。それも、日常化するアウトドアの様子を映し出している。その環境といい、いまやアウトドアは癒しの空間。そこに新規開拓としての新たなマーケットがあるのではないか。そして、この商品を持ち込んだ。今、流行りの「チルい」をモチーフにしている。きままに肩の力を入れずに「のびのびやろうよ」と呼びかけるのだ。

 手がけるのも、商品作りの経験がない池光エンタープライズ。社長の鶴の一声で始まった商品だから、子供を育てるように、丁寧にその裾野を広げている。そもそも、そんな彼らの動きにとって節目となったのは「温浴施設」での販売。

 元々認知があるブランドではない。だから、実際にお客様と触れ合う中で、伝えていこう。そういう精神で、心落ち着く温泉に持ち込んだことで、自信が芽生えた。このイベントへの出展も、そういう触れ合いの大事さを痛感しているからだ。

 アウトドアもまた、温泉と同様に非日常。でも、求められるニーズは日常。だから「チルい」という感覚は必要だと、直接対話し、この日もまた、地道にその裾野を広げようと、意気軒昂。訴求するわけである。

そして大手の存在も

 そして最後は、HUAWEIだ。

 一見するとアウトドアは、自然の世界。だから、最初は、デジタルデバイスの彼らには違和感を感じたのも事実。でも、外でこそ、活躍するのが、デジタルデバイスなのだと彼らはいう。彼らのスマートウォッチは、ゴルフジャンルで楽天市場でナンバーワンを獲得したことがある。

 なぜなら、今ゴルフをしている場所のマップを示して、それで必要なゴルフの飛距離などを正確に出してくれるからである。外での活動でより実用性を高めて、その楽しさをさらに倍加させる。つまり、彼らが意図するのはそういうイメージを定着させることである。

 アウトドアでは、それを示しつつ、イヤホンの提案をしていく。外でこそ真価を発揮する、彼らのイヤホン。そう自信たっぷりに話す理由は、まるでピアスのように挟み込んで、使用するからだ。つまり、どれだけ頭が前後左右に揺れたとしても落とすことがない。

 先程からずっと言っているように、アウトドアがより日常化している。その中で、日常と同様にその楽しさを補完するものは、ここでも必要となりうる。イヤホンが外れやすければ、アウトドアでも敬遠されそうなものだが、ジョギングでも落ちないほど。是非、アウトドアにこそ、これらを使ってほしいと、新しい生活スタイルを提案するのである。

アウトドアは今、転換期

 それを強調するため、お客様に用意したゲームがこちら。「10秒与えるので、その間に落ちたらプレゼント」。

 確かに、落ちない。ゲーム感覚でつけてもらうことで、他の価値にも気づける。

 実は、挟み込む仕様なのは、音をカットしないという強みも発揮する。日常さながらに、音楽を聴きつつも、アウトドアの醍醐味である、鳥の声、川のせせらぎなどの音は、入ってくる。そういう意味で、変化するアウトドアのニーズに、デジタルが答える。彼らは、商品に依存することなく、世界観を伝えて、全く新しいマーケットを作ろうとしているのだ。

 いわゆる、アウトドアはごく限られた人の趣味の領域のように思われていたのは過去の話。いわゆる日常と変わらない環境で楽しむ、極上の非日常という様相を呈している。だからこそ、新たなシーンを身をもって、実感してもらうためのこのイベントなのだ。

 逆説的ではあるけど、メーカーのこの動きを見て、楽天のこれから必要とされる立場も見えた。それはリアルではないかと思う。販売するだけのプラットフォームではない。流通させる場所としての信用をフックに、リアルへと導き出し、その価値一つ一つを、どれだけ訴求できるか。それが今、一番、このイベントに来て、痛感したことなのである。

 今日はこの辺で。

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