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診断で 相応しい 枕 に気づかせ購入

診断で 相応しい 枕 に気づかせ購入

 豊富なラインナップを活かすアプローチであり、データを活かす手堅くて新しい売り方。まくら株式会社は「pillow.jp( https://pillow.jp/ )」をオープンさせたが、非常に興味深い。最大41項目の簡単な質問に答えるだけで、ユーザーにピッタリの枕や、約23万通りの組み合わせからユーザーに合わせたオーダーメイド枕を提案する。個々のユーザーを診断しつつ、自然とそれぞれに合わせたカスタマイズした提案をして、販売する新たなパターンである。

 そもそも、まくら社は400種類の枕を取り揃え、ネット通販を行ってきた。代表取締役の河元智行さんは以前から、広告で売ることだけが全てではなく、提案の仕方を工夫して、商品を販売する必要性を強く説いていた記憶がある。

 つまり、元々、ことで提案することでありがちな商品に依存して販売することを避けていたわけだ。ここでも、ものの良さを尊重しつつも、それを診断という「こと」で楽しみ、自然とその良さへと導く。確かに、400種類の枕をオンラインショップで並べていても、ユーザーが全ての枕を比べてみることは難しいわけであり、おまけに、その中でどの枕を購入したらいいのか、わかりにくい状態でのことなので、なおさらだ。

 先ほど、41項目と書いたが、それは下記の要素を組み合わせて行う。

 枕は、255種類の中からピッタリの枕を3つ(相性度1位~3位)選び出す他、約23万通りの組み合わせから、ユーザーに合わせたオーダーメイド枕も一緒に提案するわけである。

 この話題を見ていて、ユニクロの提案を思い出した。彼らが堅実だなと思うのはある意味、定番的な商品を数多く扱ってはいるものの、定番的な商品をAIなどを使い、コーディネイト提案などを行うことで、個々に合わせたアパレルを提案しているわけである。原宿店ではパネルでそれを提案して、陳列された店内で試着などして、購入する。

関連記事:ユニクロ 原宿店 オープン 行ってみた!買い物の未来編

 僕はこの時、商品が新しく作られることを「新しい」という概念があるけど、本人にたとえ、最新鋭ではなくても、これが似合うと提案されて気づきを得れば、それは「新しい」と言えるわけだ。個々にとって新しいを提案していけば、在庫をきちんと考慮して、常に新鮮な気持ちで提案できる。

 また、こちらのサービスの場合は診断を兼ねているので、データとして蓄積されていくので、精度の高いものが完成されていくので、企業として提案できる商品価値もあがる。ネット通販もただ売るだけではなく、それの価値を生かして、新しい可能性も模索すべきフェーズに来ていて、僕はこれをあるべき成長の姿だと思った。

 今日はこの辺で。

 

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