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複数の SNS も「lit.link」で。 あの 有名人も事務所いらず?Tie Ups CEO 小原史啓さん

Tie Ups小原さん

 SNS により共感が生まれ、影響力を持つ 有名人 が増加する一方で、実は、それら影響力は企業により利用されることも少なくはないそうだ。影響力を背景に正しく企業や人をブランディングする為の交通整理も大事なのかもしれない。「lit.link」( リットリンク ) というサービスを見て、またそれが生まれた理由を聞いて、感じた次第だ。

SNS の 有名人 がビジネスで成功する為

 僕は、SNS系マーケティング事情に詳しいTie Ups(タイアップス)株式会社 CEO 小原史啓さんと話していた。彼から「せっかく影響力を行使して価値を生んでも、半分は所属した事務所が持っていくなんて事はなくはない。芸能人であれば無名の時から育てているから理解はできるが、 インフルエンサー の場合は所属前からもう影響力を握っているので、その図式は通用しない」と聞いて、驚いた。そういう側面もあるのかと。

SNSインフルエンサー
SNSインフルエンサー

 ただ、それは別に事務所を否定するわけではなく、事務所に所属する以外の選択肢を用意して インフルエンサー が最大限、力を発揮する為に尽力をしたいという事なのだろう。彼は「lit.link」というサービスを手がけ、影響力を持つ人たち個人のWEBサイトを無料で簡単につくれるようなツールを作った。

例えば、小柳津林太郎さんの場合

 試しに、2代目バチェラー小柳津林太郎さんのWEBサイトを見てみよう。写真の通り全ての SNS が1ページに集約されるから、その インフルエンサー の活動が一眼でわかる。歌手で言うところの公式HPに近い。

小柳津林太郎さん の「lit.link

 なぜに彼らがここから始めたのかというと、仮に インフルエンサー が公式HPを作っても、複数の SNS を運用しているはずだから、そのHPのアップデートが手間になるからだ。初めから全SNSがコンスタントに更新されている事を前提に、その更新されている様子を1ページに集約して伝えられれば、そのインフルエンサーの価値は正しく伝わる。

 これはファンにとってもプラスであり、また、企業がどのインフルエンサーをPRに活用するかの判断もしやすくなって、仕事のオファーも増えるだろうというわけである。

 わざわざ人にコストを割いて、マネージメントする今までの事務所所属ありきのスタイルとは違って、このプラットフォームを活用する事で自然とインフルエンサーが自己をブランディングして、正しく仕事を拡大していけるのだ。

公式ウェブサイト作りからその後の飛躍のインフラとして

 かつ僕が面白いと思ったのは、このサービス自体が、ウェブサイトを作るだけでなく、個々の成長に必要な知見を吸収できるインフラとなりうる点だ。企業に呼びかけをして、ここにインフルエンサーが力を付ける上で必要な要素をオプションとして提供、そこでインフルエンサーと企業とを紐付けて、インフルエンサーの成長を促す。Tie Upは企業との間でマネタイズして収入を得る。

 これであればインフルエンサー側が出費する事なく力をつけられ、健全に成長の土台を作ることができる。それであれば事務所を持たずとも、コストを最小限に抑えて正しく成長できるのではないかというわけである。

 なるほどねと僕は思った。小原さんは更に言う。「今の日本のユーチューバーなどはまだ国内に止まっているけど、世界的に見れば、皆グローバルな動きを当たり前にしていて、英語圏のインフルエンサーの稼ぎは群を抜いている。本来であれば、そこまで拡大するイメージを日本で活躍する人たちの間で描ければ、本当の意味で憧れられる職業になっていくのではないか」と。

本気でビジネスに繋げる足掛かりに

 言われてみればユーチューバーにせよ、日本で影響力を持つ人たちは個人商店的な要素が強い。それに対して海外のインフルエンサーは組織化してマネタイズができて、世界の人たちにアプローチして拡大するビジネスである。先ほどのインフラになって必要な知見をそこから吸収してもらえば、今よりもっと大きな規模での活躍が夢ではなくなる。

 ビジネスを知らないが故に損してしまう状況を改善させて、見えづらい成功像を可視化して、海外進出しかり本当の意味での目指すべき頂に皆が気づき目指してビジネスとして成立する土壌を作っていこうということか。そういう時代に来ているのだなあ、と痛感した。さあ、あなたは勝ち取ったその価値をどう活かすのか?

 今日はこの辺で。

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