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データの何をチョイスする?骨格に学ぶ 現代のイメージ提案

 2024年を考えると、データが重要視されるだろうが、その一方で何のデータを自分の指標として、活用できるかが大事なのだろうと痛感する。逆に、今までって、誰に何を提案するかは実は決まっているのに、曖昧にしがちで距離を置いてきたんじゃないかなと。新たな定義が生み出されるのは、その曖昧さを確実にブランドのカラーに変えていくためにあるんだと考えるわけである。

・骨格がブランドを決定づける?

 こういうのも、時代の進化で特定されていくのかと驚かされた。それが、骨格である。

 骨格?

 先日、パールイデアという会社と話していて、「骨格診断ってご存知ですか?」と言われて案内されたのが、こちらのマネキン。

  店内の設営に始まり、マネキンの提案などもしていて、それに関連して最近関心を抱いて、提案しているのは骨格診断に基づく、相応しいブランド提案である。

 僕らは、「服を着用するにしても似合う似合わないというのは、服にその原因があると思い込んでいる企業も人も多いけど、実は違う」という。「おしゃれで可愛いデザインで、、、という具合に言いますよね」って。

・着こなしは骨格を理解するともっと良くなる

 ああ、確かに。でも、彼ら曰く、人間の方に原因があるというのだ。

 そのヒントとなるのが、骨格だと彼らは導き出した。

 3タイプで何が違うというのだろう。こちらでみると、わかりやすい。些細な差ではあるけど、鎖骨の出方が異なる。

 確かに、違う!つまりこの骨格に合わせて、服を選ぶと何が似合うのかが変わってくる。

 しかも、さらに奥が深いのは、実は、これらの三つは全て、身長もウエストもまったく同じ。

 なのに、真ん中は明らかに首が長く見える。肩が上に上がっていたりするだけで、人の印象はまるで変わる。それをベースに何を服で強調するか。そこでも服としての個性が出せるわけである。すると、こんな風にタイプごとに、異なる衣装が似合うということになる。

・誰に何を提案するかは実は決まっているけど曖昧にしがち

 もはやコーディネートの問題だけではないのだ。

 つまり、彼らはマネキンを通して語る。「どこの骨格のマネキンを選ぶかで、それぞれのブランドに合わせた提案ができる」と。

 何が言いたいか。要するに、同じ服を提案するにしても、誰に提案するかで服の印象がまるで異なる。それは今まで、感覚的に捉えていたことかもしれない。でも、自分達のお客様はどんな風になりたいのか。それにより、自ずとお客様の体型が絞られてきて、相応しいマネキンがあるというわけなのだ。

 いわゆるコーディネートというのは、上下、合わせることによってオシャレを演出するもの。その上で、骨格の要素を付け足せば、より一層、着けた時の満足度が高くなる。

 おそらく、こういう要素も、きっとデジタルは可視化していく。こういう切り口で、より本人にあったものを提案していくことは十分に考えられそう。尺度が増えるほど、より特定がしやすくなり、それがさらに個性を伸ばすというわけである。
 
 だからこれからを考えると、データが重要視される一方で「何のデータを自分達のブランドの指標とできるか」が大事になるだろうな。そう述べた。物事を一方からだけではなく多面的に捉えて、データとして違いを可視化できるようになった今、チョイスするデータが肝となることだろう。

 今日はこの辺で。

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