DELISH KITCHEN のレシピと連動する 作りやすい“調理器具” PEARL LIFE の着眼点
調理器具を買う時、どんなイメージだろうか。なんとなく使い道をイメージして、使い勝手が良いかなというところから入るのが多いだろう。ところが、敢えてレシピを提示して、その調理器具を使った時の心地よさを提示することで、「料理をしてみたい」気持ちを創出して、“調理器具”を提案するのが『 DELISH KITCHEN 』『PEARL LIFE』によるコラボツールである。
調理器具 のおかげで DELISH KITCHEN で作る料理がもっと楽しく
DELISH KITCHENは、サービス開始後わずか一年で1000万ダウンロードを突破したレシピ動画メディアであって、ご存知の方、お世話になっている人もいるだろう。その人気のと信用度の高さは、SNSのフォロワー数は400万人、月間総リサーチ数は2000万人以上を数えることからもよくわかる。
そこで、パール金属という会社が立ち上がった。元々『PEARL LIFE』というシリーズで調理器具を手掛けていた彼らは、DELISH KITCHENと連携して、そのレシピ動画から生まれる料理への好奇心と、購買意欲を紐付けて、購入動機に変えたというわけなのだ。
これまでの調理器具の実績をもとに、それらの動画レシピの料理をもっと、楽しく、快適に作れるアシストをして、ものありきで考えていた発想を、ことで消費させることで、新たな顧客を創出しようということである。
だから、例えば、下記の商品はDELISH KITCHENにおいての「レンジで作る薄焼きたまご」のレシピである。
ここでもっとも最適に、これらを具現化させる調理器具がDELISH KITCHENのイメージカラー、イエローで装飾されて提案しているわけである。動画の中で使われているのが、それらの調理器具である。これらは、冷やし中華やちらし寿司のトッピングのなどにつかえ、その度、DELISH KITCHENを見ながら料理をしていくことで、作りやすく、わかりやすく、だから、料理が楽しくなるのである。
ネットがメディア化して、具体的なシーンと紐づきやすくなったことで、何気ない僕らの周りにある商品はそれらと紐づけると、人々の好奇心をそそり、自分の生活の向上であったり、気持ちの底上げに連動するものになってきていて、全く違った需要を生むことになっていて、非常に面白い視点である。
以前、スーパーマーケットの野菜売り場で、DELISH KITCHENの動画レシピが販促ポップの代わりに公開されることで、食材、調味料、含めて売り上げが向上した話があった。
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時代の進歩とともに、これまでの常識的な売り方は、これまでにはない要素と掛け合わせることで、商品の売り方があると思うし、商品開発の余地があると思うのだ。
今日はこの辺で。