辞書 をキャンバスに 絵を描く 活字と絵画を違った表現で ARTNWORDZ
本当に色々なアイディアが表現になるものだなと思った。ざっと埋め尽くされた字の中にパッと印象的に絵が浮かび上がっている。僕らが目にする何気ない 辞書 も絵画と組み合わせるともうアートなのであって話題を集めている。「 ARTNWORDZ -アートンワーズ」というブランドであって、皆さん、ご存じだろうか。
辞書 をキャンバスに 大胆に絵を ARTNWORDZ
それは辞書をキャンバスにしている。目の付け所が秀逸で、全て古い辞書であり、最も古いもので130年前にも遡るものである。絵を描く為のキャンバスに辞書を使い、それすらも表現の武器にするなんて、よく考えたものだなと感心したのである。
それは最初は作品として飾られていたものだが、それをモチーフにトートバッグ、靴下、クッションなど様々なところで表現をするに至って、脚光を浴びることになったのである。その理由は論より証拠、写真を見て貰えばわかるが、いざ商品となると、下の写真しかり、通常のそれらの商品のイメージを覆す印象となっているからである。
早速、東京・渋谷の「渋谷スクランブルスクエア」5階など、先進的な売り場で販売されることで、また人々の感性を触発して広がっている。
見た目のデザイン性の高さも目を引くが、素材を生かしたちょっとした遊び心も見ものである。写真の猫のイラストはよく見ると、その土台に使っている辞書のページが「feline」。お気づきだろうか。日本語訳にしてみると・・・「猫」である。ニヤリとしてしまう演出である。
「ARTNWORDZ-アートンワーズ」を提供するスタッフの方々の話によれば、「辞書だけではなくて、そのほか地図や楽譜もキャンバスにしていて、辞書と同様に、絵にゆかりのあるものを選んでそれらを合わせているのです」と語る。そうか、楽譜の上に描くのも面白い。楽譜にも辞書同様、それ自体に何らかの意味合いがあるからだ。
何気ない発想だが、出来上がった印象はそれを超えるものである。
絵と活字を上手に紐づけて、活字と絵の両方のリスペクトをしている。それを組み合わせた時の意外性も楽しい。アートはいつもこうやって、僕らの想定外で楽しませ、そして、商品となってより一層僕らの日常を少し、心弾み、味わい深いものへと変えてくれるのだ。
この意外性のあるクリエイティブな発想は商品作りの上で、学ぶあるものだと思うがいかがだろう。
今日はこの辺で。