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EC店舗 キャラグッズ 制作 に 挑む 実現するのか?

 「実は、創業したての頃に落書きでキャラクター描いていて、グッズを作れないかと思っていたんですよね」。それはまさに“この一言”から始まった。株式会社count2.9の石澤仁さんと一緒にいて、ネットショップ「ハワイアン・コア」福島 章浩さんのその言葉を聞いて「え?それなら作ったら面白くないですか?」と僕は言う。甘くはないけど、ネット通販とキャラ業界の垣根を超えて キャラグッズ 制作 に挑んでみよう!と提案したのだ。

 とはいえ、福島さんはハワイアン・コアのネットショップを運営していて、商品を売ることは慣れているけれど、キャラクターを作ることには知見がない。しかし、石澤さんはOEMの商品を数多く手がけていて、プロデューサー的な視点でキャラクターの商品化を取りまとめてきた部分がある。ついでに言えば、僕も版権を扱う側にいて運用経験がある。

 つまり、石澤さんはキャラクターを商品化まで持っていけるだけの知見があり、福島さんはそこでキャラクターを作り商品を出すことになれば、売り場があるから、売り先を探すことなく、トライアルでチャレンジできるだけの土壌があるわけである。僕も仕掛けを含めて助言できるとすれば・・・もしかしたら、もしかするかも??そう思ったわけである。甘くはないけど。

 福島さんも興味を抱き「その落書きを探してきます」と言うと、待つこと数週間「見つけました!」との連絡をもらった。僕は石澤さんに連絡をして、再度結集を呼びかけ、福島さんは僕らに見せたのである。「こんな風なキャラクターがいたらいいのになと僕が言っていたのをうちの嫁に描いてもらったんですよね」と見せられたのはこちら。

 「ハワイに来たらウミガメがいるんですけど、その亀をイメージして、手に持っているのがマラサダなんです。マラサダっていうのはハワイ名物のドーナッツで、、、右側にはマラサダの形をした女の子も作りましたね、火山をイメージしたキャラもあります。ポノというのはうちの店名でもあるハワイアンコアという木材を扱っていた雑貨屋さんの人で、実在する人物です(笑)」という具合である。

キャラグッズ 制作 には 愛が必要

 いいですね〜と石澤さんが俄然興味を持ち出すと、キャラクターに関しての想いを語り、「会社でもそうなんですけど、キャラクターも「なんのために」いるの?というのが大事です」と切り出した。

 「勿論、思いつきですということもあるかもしれないが、それはあくまで裏の話。例えばハワイアンコアって店をやっていて、ハワイと日本の架け橋になるためのシンボルのキャラクターなんですよねとか。そうやって一言で言えたり、目指しているものなどを示す必要があるんです」と続けた。

 極論、福島さんが思っていることをそのキャラクターに言わせちゃおうという姿勢が大事だと。それが何かを考えた上でのキャラクターを展開してこそ、その行動に意味があるとして、しかも今の時代であれば、それをSNSなどで発信できる。いろんな声が反応として返ってくるけど、それをヒヤリングして一番、皆が納得していくように軌道修正していけばいい。

 ただ、それにはまず発信するだけの内なるメッセージが必要だと。最近は「漫画誌によっては、編集者が読者からのアンケートをもとに助言すること」もあってそれで「連載が長く続くこと」だってある。育て方も含めて、キャラ設定をしなければならない、その理由も話してくれた。

血が通っているから人が愛着を持って接する

 徐々に石澤さんのトークは熱っぽくなり「例えば、うちでもノベルティも作るからいろんなキャラがいることは知っている。でも、そこでわざわざキャンペーンのためだけにデザイナーに頼んで書いてもらったりするのを目にすることもあるわけです。あれって僕から見ると可哀想だと思うんです」と私見を述べた。

 「だって、いなくていいんだもん。」と。いなくていいのに、無理矢理くっつけたもの。だから大体それには性格も、氏名もない。その業種に関連するモチーフを持ってきて手足をつけているだけなので、「みた人は何なの?これ(苦笑)」となるわけである。

 「デザイナーとして一流でそれなりの腕があるならいいけど、大抵はそうじゃない。じゃあ何が人の心を打つかかと言えば、そこに性格があって、血が通ったものなんです。それがあって初めて人様に受け入れられることに繋がるのだと思う」と触れた。これには納得である。

 僕も以前、ディズニーに取材をした時に感動したことだが、彼らは平面でキャラを見ていなくて、360度、全ての角度から見られたキャラクターの姿をちゃんと設定している。だから、本来この角度から見たら、このくらい影があるなど、そこまで徹底していたことを思い出した。

 つまり、キャラクターは人間同様に生きているのである。僕がキャラクターに愛を感じる理由もキャラクター自身に愛があって、それが人々に夢をもたらすからである。思わず、僕もそう話していると、石澤さんはうなづいて、「なんていうか、絵じゃないんですよね」と。

 だから、漫画家さんが結構、「今やキャラクターが独り立ちしてます」と言う言い方をするのはまさにそういうことだと説明してくれて、これまた納得である。

 例えば、ヒット作の「鬼滅の刃」でも、作者の頭の中ではストーリーがどんどん膨らんでいる。その証拠に単行本を読めばわかるが、その裏の描ききれないストーリーが作者自ら手書きで触れている。言うなれば、漫画を描くためにキャラクターがいるのではなく、そのキャラクターを表現するために、漫画にしているという方が正しい。さっきの石澤さんの話で言えば、その独り立ちの話は、ファンに受け入れられることで、まるで成人していく子供のように、キャラを見ているから、抱く感情なのではないかと僕は思うのだ。

 それを福島さんは熱心に耳を傾けながら、「そうか」と呟き、動き出す。

 そして、石澤さんは、こう続けた。「どんな漫画やドラマでも第一話が重要だから、まずは自分なりに第1話を考えてみるといいのではないか」と。第1話を描くには当然、キャラの設定がなければ、できないことだろうから。そういって3人の中で話はまとまった。

 さあ、動き出した「キャラクターグッズ発売計画」は、さて実現するのだろうか。まずは、これらの言葉を受けて、落書きにストーリーとともに、福島さんの魂が吹き込まれることになる。第二回(多分あるはず)に乞うご期待。この記事をかきながら、僕も145マガジンにある自分のキャラでなんかしてみようかな?そんなことを思った今日この頃である。

 今日はこの辺で。

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