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Z世代 が熱狂する“オタ活” 驚くべき お金の使い方 とその 費用 Z総研調べ

 “オタ活”侮るなかれ。Z世代でその行動を左右するほどに、影響がある。「 Z世代 」を研究対象としたシンクタンク組織「Z総研」が行った「オタ活」での調査で実感した。オタクを「ファンであること」や「お金や時間をたくさん費やしているもの」として定義し、「オタ活」はその活動全般を指す。オタ活に使う 費用 やそこへのお金の使い方に驚かされる。

  • 調査時期:2021年7月9日~5月18日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国、12〜15歳59名、16〜18歳100名、19〜22歳41名、23歳〜25歳18名、計女218名

Z世代 が“オタ活”に使う 費用 の実態

1.推しがいるZ世代 96.3%

 まず、アンケートにて、『推しはいるか』を尋ねたところ、はいと回答したZ世代が96.3%。その「推し」は複数いるのか、という部分においても、2人以上と回答したZ世代は76.1%と半数を大きく上回る結果。

 その傾向としてはジャニーズやK-POPアイドルを推しているZ世代が多いのは予想されるところだが、インフルエンサーやアニメキャラクター、アメコミヒーローなど多種多様な推しがいることもわかっているのだ。

 しかも、その「推し」の一人して、11人以上と回答したZ世代は13.3%もいることがわかっている。個人的な印象ではあるけど、それだけ多くて愛情は分散しないのだろうか。

 この点について、実際に7人推しがいると回答したリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーのコメントがこれだ。

 「ジャニーズの方とアメコミヒーロー、ハリーポッターなど幅広いジャンルの推しがいます。小さい頃からアメコミヒーローなどは好きだったのですが、ジャニーズの方はテレビの歌番組などで一目惚れして好きになりました。推しはたくさんいても、全員に同じくらいの熱をささげています。」と。

 予測の域を脱しないが、SNSなどもあるから、上部だけではなくそれぞれを深掘りして、よりその熱狂度が冷めることなく、その数が増殖しているのではないかとも思った。

2.自由に使える金額の殆どを「オタ活」に

 さて、気になる「オタ活」に捧げる商品購入など、「費用」はどのくらいなのか。アンケートで『直近1ヶ月でオタ活に使った金額はいくらか』と尋ねたところ、約半数の49.1%が3000円以上使っていると回答した。

 Z世代のうち、ひと月に自由に使えるお金が5000円未満と回答した人たちが全体の51.9%を占めることを考えれば、お小遣いの半分以上の額をオタ活に当てているZ世代が多くいるということがわかるわけである。これはかなりの数字である。

計画的で冷静さがありつつも同じ商品を何個も買うなどの熱狂さ

1.計画的にお金を貯めて使う

 ユニークなのは「お金の使い方」。実は、そこには計画的な一面が見て取れるのである。

 例えば、『推しに会いにいく前やイベントに行く前に行うこと』について尋ねたところ、グッズ購入のための貯金の回答が一番多く、49.5%と約半数がイベントに向けて計画的にお金の使い方を決めていることがわかる。

 また、イベントで推しにアピールするための準備を入念に行うようで、身なりを整えるために美容院へ行き、推しの名前ややってほしいファンサービスを入れたうちわなどを作るなど、その徹底ぶりは驚きである。ある意味、自己表現の場なのかもしれない。

2.でも同じグッズを複数買って周りに配るなどの熱狂さも

 興味の対象が集中していると思われる要素は、実際のお金の使い方で見ることができる。その一例としてCDとグッズの買い方について尋ねたところ上の図のような結果となった。

 つまり、アイドルやアーティストによっては同じタイトルのCDでも通常盤・初回限定版など、形態が分かれて販売される事が多々あるので2〜5枚買うという意見が一番多くなった。同じグッズを複数個買うと答えたZ世代は42.2%と、使用用と保存用など用途別に買うのは当たり前になりつつあるという。

3.CDは多い時で50枚購入???

 リアルZ世代コミュニティ所属のメンバーの中でもオタ活に全力を注ぐ人の声としては、「私は月のお小遣いが5000円なので、友達と遊ぶためのお金とオタ活に使うお金を分けて貯金しています。ただ、推しのCDの発売などが決まると、友達との遊びはストップして全額オタ活への貯金に回します。」と計画的な一面を見せた。

 その上で「CDは多い時で50枚以上買うこともあるのですが、親戚や友達へ推しを布教するために配ったりもしています。可能な限り集めたい、推しを広めたい、ランキング上位に載って欲しいという思いからたくさん買っています。」と話し、もはや啓蒙活動である。

 驚きなのは、グッズは種類にもよる、いつも3個ずつくらい買っていて、使用用・飾る用・保存用で分けているとのことで、オタ活により、仲間を募り、また仲間と出会うことで、熱狂の度合いがまた大きくなって楽しんでいる様子である。

友達も“オタ活”から生まれる

1.SNSをきっかけに実際に会う

 むしろその「推し」の魅力もさることながら、それをきっかけにリアル体験がより彼らにとって充実したものになっているのが大きいのではないか。

 現に、アンケートにて『SNSで出会ったオタク友達と実際にあった事があるか』を尋ねたところ、39%がはいと答えている。

 SNSでオタク友達を見つけて、その友達とリアルな関係でも仲良くなるというのは、Z世代にとって一般的になりつつあるようで、友人関係の広がりがリアルに学校の友達などの狭い範囲ではなく、価値観でつながる要素が出てきているのが注目だ。

 オタク友達と出会うSNSはInstagramが半数を大きく上回る72.5%で、実際に会う場所はコンサートやイベントが多いという結果となった。SNSがその「推し」の対象でありつつ、そこに集まる共感の元に、コミュニティが一種形成されているように思える。

2.エリアを超えて同じ価値観で繋がるZ世代

 それきっかけで、オタク友達と普通に遊ぶこともよくあるそうで、リアルな友達と遊ぶ場所は同じでも遊び方がオタ活に絡んでくるとのことである。

 実際にSNSで出会ったオタク友達と遊んだ事があるという声もあって、「Instagramでオタク友達と出会いました。雰囲気が好きなオタクや、憧れているオタクのインスタライブにコメントして仲良くなって友達になったり、ハッシュタグ検索をして、仲良くなりたいと思った子にDMをしてフォローしたりしてオタク友達を作ってます」と話す。

 繋がり方については「Instagramはストーリー機能などからDMに移行しやすく、他のSNSより仲良くなりやすいイメージです。実際に遊んだ時は、カフェなどに行ったときにアクリルスタンドや写真を持ち寄って写真を撮ったりと、リアルな友達とはできない遊び方をしています。」とのことで、SNSの機能を自分たちの幅を広げる形に、自分たちなりに工夫していることがわかる。

 それもこれも「推し」への愛ゆえのことであり、そこで集まる共感がよりリアルな仲間との繋がりの強さを実感させて、日常を充実させるのである。「オタ活」侮るなかれ。

 今日はこの辺で。

参考記事:15~24歳女子 7割が“ヲタ活” ジャニオタ等 消費行動 を分析

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