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SNSの外側の価値に光を当てる 「 FEWMANY 」の“作家”愛

 ここ最近、「個の時代」で自分を表現しやすくなって、その才能が評価されやすくなる一方で、必ずしもそういう SNS などの活用が得意ではない“作家”さんに光を当てるかも大事な使命だなと。多くのアーティストを輩出してきた「 FEWMANY 」の竹尾さんの話を聞いて思ったことだ。

 「FEWMANY」は多くの作家と組んで商品を企画し、自ら製造も行い、マルイアネックスにある直営店や雑貨を扱う「LOFT」等にも商品を卸している。僕は以前から、可能性ある作家に光を当てる竹尾さんの姿勢には共感する部分もあるが、最近の状況を鑑みると、キャラクターの周辺の状況も変化している。

 最近は、キャラクターのヒットは、作家のセルフロモーションの要素が強く作用することも多く、そこで、ものすごく力がある作家は、個人では手に負えなくなって、企業(ライセンサー/版権窓口)に任せて、運用する例が増えてきているという。

 それはそれで、今の時代を生かした成長であり、個人の努力がしっかり反映される一方で、店側が、「Twitterでフォロワーが何人か?」という基準で、売れるかどうかの判断をする傾向になってきているので、「FEWMANY」は、そこで自分たちの存在価値を感じているという。

FEWMANY なりの 作家 との向き合い方

 つまり、商品の難しさというのは、認知度はあって〜万人のフォロワーがいるから、それなら全員が売れるかといえば、そうとは限らないところにある。竹尾さんの話にうなづけたのは、例えば、作家さんの描くテイストを見抜いて、この作家であれば、これを物販に落とし込めば売れる人なんだという場合もなくはないという部分である。

 当然、それには目利きがなければならないので難しいが、そこにチャレンジすることで、例え、フォロワーが少なくとも、商品化で光り輝く作家の原石を探し当てることに意味があるとしているのだ。

 商品なので、アーティストの個性がうまくその商品と調和すれば、結果、それが商品の付加価値を高めて、魅力的になり、売れていく。彼らがLOFTと組んで、やっている「POP BOX」というブランドでは、まさにそれを貫いている。

 売れているから集めるではなく、商品本位で買いたくなる商品を生み出す空間として、その場を提供しているので、そこに長く一定のファンがいて、買い続けてくれるのだという話をしていた。

 こちらの作家は村田なつかさん。村田さんとの繋がりは、深く12年に及び、「POP BOX」にも出ていて、この作家に至っては自分で商品を作ってもいるので、本当に、作家として絵だけではなく、商品でも真にそれを買ってくれる人との結びつきを大切にしようとしているのがうかがえる。

村田なつかさんの作品であり商品
村田なつかさんの作品であり商品

 僕自身、ネットがもたらした革命に才能が発掘されることに、いい時代へと進化したことを実感しつつも、竹尾さんの話す通り、そこが作家のあるべき唯一の答えにならないようにするべきだろう。

 売る側は、ここでは作家の話であるが、数字だけに踊らされることなく、アンテナを張り巡らせ、感性を大事に、消費者に新鮮な驚きと感動をもたらすべきだと痛感したのである。

 今日はこの辺で。

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