あさみみちゃん TikTok 180万人フォロワー 達成で マスコットキャラNO.1に 今の時代の気持ちに寄り添う
時代を追うと、実はキャラクターの性質も変わってくるのかもしれない。何気なく、アダビトという会社から、あさみみちゃんというキャラを紹介され、それがまさに今日、TikTokのフォロワーで180万人を超えるに至った事を明らかにされて、深堀りするうち、思ったのである。
時代ごとキャラクターの性質が変わる?
1.世界初のキャラクター事務所
この「あさみみちゃん」に関して言えば「キャラクター事務所に所属している」としており、そのキャラクター事務所というのも馴染みが薄いけど、それもそのはずで、このアダビトが「世界初」を謳って立ち上げたものであるからだ。
ではなぜ、わざわざそんな事をするかというと、彼らはキャラクター開発を二段階に分けて、そのキャラクターの精度を高めようとしているからだ。まるでアイドルでいう研究生に相当する「アカデミー生」がいてそこからオーディションを経てようやく「所属タレント」になるのだという。
かくいう「あさみみちゃん」に関してはその「所属タレント」であって、そのプロモーションをするに相当するキャラだという判断があって、全力投球した末に、ここまでたどり着いているわけである。
2.考え方に今ならではの要素を感じる
ちなみに僕はまずこの動きで何が気になったかというと、このキャラクター事務所自体の考え方の方であって、そこに時代性を感じたわけだ。
どういうことかというと、それは「Simple Side Mascots」という事務所のネーミングにも感じられることで、その意味としては「素朴でそばにいるマスコットキャラたち」という事らしい。
つまり、いつもあなたのそばにいて、なかなか声にできない思いを代弁してくれるキャラなのであり、なぜ、そんなコンセプトを立てたのかというと、人には二面性があるからだと言うのである。
3.今の時代に生きるということ
二面性がどうかしたの?という話になりそうだが、ここで、昨今のSNSの存在に目を向けてほしいわけだ。つまり、ここで注目すべきは、人の価値であり、それは一つの側面で判断できるものではなくて、見方によっては「共感できること」「そうでないこと」が共存するということなのだ。
だから、SNSがまだ未成熟であるとすれば、その一方だけで判断されてしまって、それぞれにとって一番の価値観が塗り潰される可能性を持っていることにあるかもしれないということになって、だから、寄り添う誰かが声にできない想いを代弁してくれることに意味があるわけである。
深く考えないでいいよ
1.あさみみちゃんが発する言葉と見守る力
なるほど。個性を尊重する文化の一方で、守られるべき個性をフォローしていく発想で、言うなれば、今の時代に相応しい温かな切り口で生まれたキャラクターたち、それが揃うキャラクター事務所というわけだ。それで、僕は冒頭に「時代を追うとキャラクターの性質も変わってくるのだな」と書いたのである。
しかも、そこで先ほどのように「アカデミー生」から「所属タレント」へと成長していく様は、ストーリー性もあって、興味がひかれる要素でもある。
「あさみみちゃん」は、そこに所属するキャラクターであり、まさに注目株である。
ちなみに、「あさみみちゃん」は。日本一のマスコットキャラになる事を目指した25歳OLの女の子。先ほどの話にも通じるけど、いつも深く考えて悩んでいる人に対して、もっと浅く考えていいんじゃないと暖かく、そのそばで見守るわけである。
2.仕掛けも今に相応しくTikTokで
所属タレントになって以降、2021年6月にTikTokのアカウントを開設するとともに、その活動を開始して、その育成の仕方としては、これまで200本以上のショートアニメを投稿し続けていったのだ。つまり、時代を反映したコンセプトに乗って、あとは今に相応しい戦略を意図して仕掛けるから「TikTok」なのである。
あさみみちゃんのアカウント:https://www.tiktok.com/@asamimichaann
その総再⽣回数は2億回を超え、いいね数は1,800万回以上となって、いつしかそのファンは「あさみ⺠」と言われるほどにまで成長して、今にふさわしく、人々の心を潤して、愛され躍進しているということである。
具体的な成長過程を見ると、下記のとおりである。
今やTikTokのマスコットキャラではフォロワー数がナンバーワンとなった。
時代は変わりゆくから、人の気持ち自体は変わらなくても、人の気持ちに寄り添いながら、人の心を潤すキャラのありようは変わっていく。今の人にとって何が受け入れられるかでキャラを再定義して、躍進を続けるその姿に新時代を感じるのである。この短期間で、180万人フォロワー達成は、作り手たちの今の人の気持ちを掴もうとするその思いと熱意の裏返しだろう。改めて、おめでとう。
今日はこの辺で。
(C)2022, SimpleSideMascots by Adavito inc.