ヒーロー が 悪事 をする ザ・ボーイズ
ヒーロー のあり方も変わっていて、笑ってしまった。今時のスーパーヒーローは“悪事”をするのである。今、Amazonオリジナル海外ドラマ 「 ザ・ボーイズ 」(動画サービス Amazon Prime Video「ザ・ボーイズ」独占配信中)が話題を集めているのだが、その着眼点が実にユニークなのである。
この作品に登場するのは、有名人のように人気があり、政治家のように影響力があり、神々のように尊敬されているスーパーヒーロー達。正義の味方として活躍すると思いきや、そのスーパーパワーを正義のために使用せずに悪用するというストーリーになっている。
例えば、ものすごいスピードで移動する力を持っているけど、それを使って人を巻き込み殺してしまったりという具合。
ここでいう主人公の「ボーイズ」は、腐敗したスーパーヒーロー集団”セブン”と、彼らを匠に操って巨大ビジネスを手掛ける“ヴォート社”の真実を暴露するために、立ち向かうという物語としては異彩を放つものだが、この意外性が受けているのだ。
まだ日本ではそこまで認知が広がっていないが、この原作漫画のイラストに注目したのが、サンリオファーイーストである。昨今のヒットコンテンツはネットの動画配信で誰でも見られるところを入り口にしているので、そのストーリーをいつでも見ることができ、かつ、彼らは原作漫画のイラストのファッション性に惹かれたのである。
アパレルなど感度の高い若い層から広がり、ストーリーの楽しさとともに話題を集めそうで、ヒーロー達の既成概念がこれを契機に変わってしまうかもしれない。
今日はこの辺で。