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【特集】価値観を売って顧客を創造していく ネット通販の新時代

価値観を売る?

 これからは価値観に寄り添う時代なのではないかと思う。それは数字が示しているようにも思う。経済産業省が出しているEC市場規模に関連して、EC化率というのが出されているのだが、概ね、そこでの相性は数字によって現れている。

 例えば、書籍で言えば42.97%であり、それに対して食品はというと、わずか3.3%である。商品の特性によって向き、不向きが出るのであるけど、ただ、それは思うに、「もの」を軸にした考え方の中で出てきたものであるように思う。

 実はこういうところの指標とは違ったところで、成果が出てくるというのが「ネット新時代」だと僕は思っていて、それが冒頭に話した「価値観に寄り添う時代」の意味合いを示すところだと思う。

見落としていたリアルでできないネットの価値

 見落としていた「もの」ではなく、ネットにできてリアルでできない価値とはなんだろう。

ここでソージュというアパレルブランドの話をしたい。普通なら、ブランドのイメージを訴求するのがアパレルであるけど、ここではブランドのイメージを作らない。コーディネートを売りにしているのが特徴だ。

 その意味で、ネットにしかできない価値は、ものではなく価値観に寄り添うことで、生まれてくると思っていて、むしろ今ものをやっている企業こそ、そこにトライしてもいいように思うのだ。

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ものも価値観に置き換えてチャンスを掴む

 ものも価値観に置き換えられる。例えば、花一つにしても薔薇の花が好き、と言った具合にものを基準にしたものではなく、集めてそこで生まれる色合いや雰囲気を価値観にして、それを提供している。

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 他にも、香りもそうだ。ベレアラボというブランドは、まさに香りを生活を形成する1ピースと位置付けて、寝る時の香り、仕事をする時の香りというように価値観に置き換えて、話題を集めているのである。

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 価値観であれば、ものとは違って、共感があるから、長く続きやすいし、それをフックにお客様との関係性を構築しやすいということなのである。

 

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