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ライブ配信 で ゆうこす に学ぶ 人と人との本質

 最近、コロナ禍で友達同士で買い物に行く機会が減少しているはずだが、だからこそ“ライブ配信”の脚光が集まっているようにも思う。一見するとそれらは違うように思えるが ゆうこす こと、菅本裕子さんの話をファッションワールド東京で聞いていて、それを強く実感したのである。彼女がライブ配信で実践しているのは本質的で、リアルの関係に近い。

ライブ配信 の ゆうこす は 気遣いのプロフェッショナル

 ちなみに、ゆうこすさんは元々はHKT48のアイドルでそこから「モテクリエイター」へと転身し、男性ファンというよりは「モテたい、可愛くなりたい」女性のファンの心理をSNSを通じて発信し、それをきっかけにして女性に対して影響力を持つに至った。

 彼女は、アイドルから脱却する過程からツイキャスなどを使い、ライブ配信を実践していて、経験を以てライブ配信の意味を説いている。最近ではその裾野を広げる為に、人材を育成する方向へと舵を切っていて、株式会社321というライバー(ライブ配信をする人)事務所を立ち上げた。

 ここでの話は、そこからライバーが巣立ち始めている中で、共通して大事だと思われた要素。聞いていて、誰しもが経験ある友達との関係性で意識していることをデジタルに丁寧に置き換えていくことの大事さを思ったわけだ。環境は違えど誰にでも置き換えられる普遍的なものでそのおもてなし、気遣い視点こそがゆうこすの真骨頂である。

ゆうこす 話す「 ライブ配信 あるある話」

 例えば、ライブ配信をスタートする時のイメージを思い浮かべて欲しい。その時に、彼女曰く、結構多くのブランドに見られるのがこれである。

「・・・・・・・(無言)。あっ、これ始まってますかねぇ、、」

 照れ隠しなどだったり、準備不足だったりで、こうなってしまいがち。それって自分都合の話であって些細なことだが、この部分が明暗を分けるとして、キッパリと「ライブ配信は最初の15秒が勝負」と説いた。

 この結果が顕著に現れるのがアーカイブ再生時。実にその再生回数の差は倍近くも影響することもあるそうで、やっぱりモゴモゴしていると、本気度とか意気込みなどが薄れて、それがユーザーにも伝わってしまうのだろう。「あるある話」である。

 彼女はだからこそ『皆さん、こんにちは。○◯です。いつも見てくれてありがとうございます。今回は△△というブランドを取り上げて、その中の〜〜を紹介していきたいと思います。よかったらコメントもお願いします〜』と一気に15秒内に、簡単な自己紹介と配信内容まで言い切ってしまう。

 この自己紹介と配信内容を説明することは、一番大事なのは最初だが、そこで言えばいいのではない。終始、大事な要素でもあって、彼女の場合15分再生のライブ配信であれば、3分に一度は入れるそうで、その理由は新しく入ってきた人を「置いてけぼり」にしないための配慮からである。

 これも深いなと思っていて、どうしても相手が見えないから自分都合になりがち。だけど、それも仮にリアルで友達の輪ができていて、そこでの様子を思い浮かべれば、イメージはつかないだろうか。だとすれば、当然の配慮なのではないか、と気付かされて、納得するのである。

ライブ配信 では些細な工夫がファンを作る

 加えて、意外とできない要素として挙げたのが、配信時間の告知である。いつから始めるのかを伝えることはあっても、何分間放映されるのかを伝えるライバーは少ないとしており、彼女にしてみれば、相手の時間を拘束するのだから、必要なことと話す。視聴者もそれを基準にスケジュールを決めるので、離脱も起きづらくなる、ということである。

 気遣いは細部にも及び、ライブ配信ではBGMの存在が実は重要と説き、

「・・・・・(無言)」

 いきなり30秒、黙り込んで見せた。「どう思われますか?」

多くの人が「あれ?どうしたのかな?」って思いませんでしたか?と。

 これは案外、ライブ配信をやっていると誰もが陥るものだとする。言われてみて初めてそうか思うのだが、視聴者から寄せられるコメントに目を通そうとするタイミングである。目を通しつつ、話すのはかなりの至難の業。無言が生まれるのは必然だから、最初からBGMを入れておいて、少しでも不安を感じさせない対策をしておくというわけである。

ライブ配信がYouTubeとの違う理由

 今、まさに「コメント」の話をしたが、視聴者からのコメントがライブ配信の真骨頂であって、それを以てYouTubeの番組の作り方との違いを説明してくれた。先日、彼女が下着ブランドとライブ配信をやったそうであるが、それが分かりやすい。

 彼女は下着ブランドのお店へ訪問してライブ配信を行い、彼女はスマホを片手に、店内を映し出して、こう呼びかけるわけである。

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