“びっくりカーテン CLOSET” 大阪 Open インテリア夢空間
「ネットだから十分、やれてこれた。だからこれからの夢はリアルのお店をやっていきたいんです」そう兼ねてから、株式会社ソレイユ 代表取締役 三橋幸美さんは話していた。元々、同社はオンラインストア「びっくりカーテン」を運営しており、そのリアル店舗「びっくりカーテン CLOSET 」が 東京・吉祥寺に続き、2020年9月21日、大阪にやってきたのだ。彼女の夢がまた開く。
びっくりカーテン CLOSET の大阪でも、 独自性と素材 にびっくり
「びっくりカーテン CLOSET 大阪本町店」は、1Fと2Fの2フロアで営業しており、店内に入る時には、スリッパに履き替える。これは吉祥寺店と同様で、それは、まるで家の中でくつろいでいるようなリラックスした気持ちでカーテン選びを楽しんで欲しいという願いが込められている。
印象的なのは特殊なハンガーを使うなどして、カーテンの吊り見本で示している点で、カーテンのイメージを実感できるように工夫。展示されているのは、約700本にも及ぶが、その豊富なラインナップこそ、同社ならではのカラーであり、それがこの内装で生かされている、というわけだ。
カーテンというと様々なものがあるけれど、同社は自ら、海外などにも積極的に足を運び、素材やデザインなどをリサーチしつつ、そこを起点に商品制作なども行っている。ネットの強みを味方につけて、地道に他とは違う彼らなりのカラーを打ち出してきた。
また、カーテンにとどまらず、モロッコやインドネシアのバリ島などから直輸入しているユニークな雑貨類や、自社ブランドの寝装品、敷物類などをコーディネートアイテムとして取り揃えた。シーン、シチュエーションを重じ商品提案することで、価値観を共有し、彼ら独自のファンを形成しているのだ。
カーテンの雰囲気を重んじる びっくりカーテン CLOSET 大阪
ロゴマークの通り、店の中はウォークインクローゼットを連想させるような売り場。1Fのフロアは主に「北欧スタイル」「リネン素材」「キッズデザインカーテン」などを提案し、シンプル&ナチュラルなイメージ。
また、店内に合計9か所、「フィッティングスペース」を用意した。壁面にずらりと並ぶ豊富なカーテンサンプルから気に入ったデザインのものを取り出し、店内に空間のコーディネートをシミュレーションしてもらう為に、である。
2Fは「びっくりカーテン」が手がけるブランドの集大成。プライベートブランド「Patati Patata(パタティ・パタタ)」や猫を題材としたデザインをラインナップしている「Lotti(ロッティ)」、海のある暮らしをテーマにした「Marine&Pier(マリンピア)」など、豊富なラインナップを取り揃え、彼らの魅力とこだわりであふれている。
ここには、モロッコやトルコ、インドネシアなどで手作りされた雑貨やインテリアをコーディネートアイテムとして販売している他、カーテンレールやロールスクリーン、ウッドブラインドといったカーテン以外の窓回りアイテムも充実している。
夢も詰まった、 びっくりカーテン CLOSET
この店の背景には、ネット通販の功績があると思う。ネット通販のおかげで、生産性の高いビジネスを形成できているけど、彼らはそこで型番商品にこだわることなく、オリジナリティで勝負をして、いつしか、それでブランディングを行うようになった。お客様と彼らの間には共感が生まれているからこそ、今度は、チャネルを変えて、リアルに取り組んで、別の切り口からアプローチするのは、非常に得策だと思う。
敢えて固定費などかかりやすい実店舗へ行くことに、少なからず抵抗がある人もいる中で、冒頭話した通り顧客想いな三橋さんは、リアルはリアルなりにお客様に対しての価値を見出し、拡大するその戦略は、実は現実的だと思う。
既に、東京の吉祥寺にもお店はあって、彼女の構想からすれば、今後も更に店の数を増やしたいと夢は広がる。さぁどこの地域に、どんな“びっくり”を提供してくれるのか、今から楽しみである。
今日はこの辺で。