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Amazon の目標設定 は常に 世界ナンバーワン Scalability を重んじる企業姿勢

 Amazon はシンプルな思考を心がけ、そしてそこから独自のメカニズムを徹底して作り上げたら、それを検証して成長を目指すわけだけど、他の企業と圧倒的に違うのはそのメカニズムの着地、すなわち 目標設定 の大きさである。創業当初からベゾスはそのビジネスは世界一位になれるメカニズム化に拘っていた。アマゾンジャパンで第一線で活躍した星健一さんもまたScalability(スケーラビリティ)という言葉を使って、Amazonが世界的企業に至った一つの要因を分析して見せた。

Amazon は基本に忠実に、集中して Scalability を重んじた

1.事業規模もメリットを最優先する

 Amazonという会社は「小さな事業をやろう」としているのではなく、事業規模のメリットを最優先で考えている。つまり、Amazonは 1位になって初めて「スケールメリットによりコスト比率がさがる」「利益が出る」と考えていて、それができてこそ成功とだとする企業文化があるのだ。

 ここを最終着地として、徹底的にシンプルにすれば、残るはその仮説と検証となる。

 少し話が逸れるかもしれないが、星さんはAmazon入社前からミスミという会社において、数々のマネージメント経験があって既に「現状分析」「戦略立案」「アクションプラン構築」などのメソッドが備わっていた。けれど、そんな星さんにあっても、そのメソッドは「Amazonに入ってブラッシュアップされた」と話していて、その中身はこうである。

 Amazonのメカニズムを検証する過程で、彼はまず「対前年比」「対前週比」「対計画値」などと比較をして、差異があれば深掘りをしたという。そこから原因を特定した後で、その解決としてどこをどのように対策、改善すればいいのかを自分が得て来た知見をベースにした仮説を織り交ぜて部下に指示出したのだ。そして、Amazon流に週次でその報告を徹底して繰り返し、事業を成功へと導いたというわけである。

2.基本を追わず、あれこれ手を出す企業は多い

 考え方はシンプルだが、このファンダメンタル(基本的)なことを追求せずに、人はあれこれと新しいことに手を出してしまう企業が多いのではと彼は語る。

 仮にスケールメリットをベースにしたビジネスモデルを訴求するのであれば、業界一位になる戦略を立て、コストメリットを創出して、それをさらにお客様に還元してというメカニズムを作る。さらに、そのメカニズムがうまく回るようにチェックポイントを作っていく。そうすることで気がつけば、世界的企業の地位までたどり着いていたということになる。

 案外、Amazonがやっていることはその程度か、と思った人も少なくないはずだ。「言うは易しだが行うは難し」であって、でもそれを地道にやって来て今がある。ただ、僕が言いたいのは、これらのいずれもAmazonにしかできないことかと言われれば、そうではない。その考えるべきポイントは違えど、それぞれの企業に置き換えてそれを実践していくことで、Amazonに近づくことができる。

 星さんと話していると、Amazonの経験もありながら、胸に秘めたる大和魂は並ではない。彼がAmazonに学び、自分なりに工夫してきたその戦略を日本の企業に伝え、第二のAmazonを日本にもたらしたいと思っているわけだ。

 彼の著書から詳しいことがもっと知ってみるのもいいかもしれない。

今日はこの辺で。

amazonの絶対思考 常に、「普通という基準」を作り変える (扶桑社)

関連記事: Amazonの成功要因 〜ベゾスの教えは世界を変えた

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