AMERICAN RAG CIE 原宿 路面店への挑戦
新しいリアルの価値を再定義しようと皆、模索している。先日開店した「 AMERICAN RAG CIE 」の路面店にきて、それを感じた。 原宿 キャットストリート沿いにあって、印象的なお店であり、入り口付近には螺旋階段で上は吹き抜けで2階を見渡せる。手前にはドリンクのカウンターがあって伺ったその日はレセプションパーティもあり、多くの人が飲み物を片手に談笑していた。アパレルショップとして考えると異彩を放っていたのだ。
AMERICAN RAG CIE 原宿 の地に
これが「AMERICAN RAG CIE」なりのリアル店の提案。まず、アパレルショップとしては少し変わった趣向のコーヒースタンドについて聞くと「服を買いに来なくとも、純粋に仕事の合間に立ち寄ってコーヒーを飲みに来てくれたらそれでいい」と話してくれて驚いた。
そして「(このブランドの発祥である)ロサンゼルスのオーナーとも話しているのですが、店内には家具などをもっと充実させてライフスタイルを提案したいと思っています」と続けた。つまり、コーヒースタンドはそのライフスタイルや世界観に浸ってもらう為の〝装置〟である。『必ずしも購入だけに直結させない姿勢』が、かえってECを思わせる。ECを踏まえリアル店にしかできない店づくりを心がけているのだ、と。そうか、だからアパレルじゃないんだ、ライフスタイルか、、、と。