草叢BOOKS 新守山店 店員 は案内人に 本を 選書 配送
TSUTAYA系のお店ならでは着眼点。 店員 のセンスを生かして、新品、中古含めて、コンシェルジュとして、本をセレクトして家に届けるサービスが2020年7月から開始された。東海 TSUTAYA が運営する「草叢BOOKS 新守山店」では 選書 配送 サービス『HOBO LIBRARY(ホーボーライブラリー)』である。
書店員 が 新本古本 を 選書 配送 することでネット通販とは違う価値を提供
草叢(kusamura)BOOKSは、日常(ラフ)と上質(ラグジュアリー)の間、”ラフジュアリー(日常的上質生活)な時間“をコンセプトにスターバックス コーヒーやTSUTAYA、文房具、雑貨など、新業態の書店。ここで、充実した時間を過ごすことを意識しているのだが、敢えてのこの提案である。
このサービス『HOBO LIBRARY』は書店に行きたくてもなかなかゆっくりいけないお客様や、自分にあった本との出会いを求めているお客様に向けに考案されたもの。「草叢BOOKS 新守山店」の書店員が約30万冊のなかから選書を行い、お客様の元へと発送するサービスなのだ。
流れはシンプルで、料金体系/すべて5~10冊程度、送料込み。「3,000 円 中古本のみ」か「5,000 円 中古本 、 新本混合」「10,000 円 新本のみ」の3つである。
カルチャーがあるから、店員もコンシェルジュに
非常に秀逸なのは、「草叢BOOKS 新守山店」が、新刊・中古合わせて、約30万冊もの本を扱って、彼らなりのカルチャーの中に入れているので、既にそれぞれの本にシーンが紐づいていて、それを生かしている点である。つまり、この書店にはそうした目的買いではない、発見を求めている好奇心旺盛な人が多いからこそ、ここでのセレクトが生かされるわけだ。
かつ、約30万冊あるわけなので、これがそのまま、店であり、倉庫としての役割を果たし、在庫があるものをベースにしながら、お客さんの好みに合わせて提案できるということになるわけである。そうした幅広い作品数と、お客様のご希望テーマをもとづいた目利きのプロによる選書により、今まで触れた事のない新たな本との出会いを演出するわけだ。
新品本も中古本も合わせて、シーンで提案することで、横断的にラインナップをとらえることで、商品という「もの」が「こと」へと変わって、別の価値を生み出しているのが素晴らしいと思う。