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【まとめ】 D2C をもっと身近に「 no-ma 」がお客様と繋ぐ

 昨今、D2Cがという言葉が一人歩きし、ブランドも増加する一方で、情報が溢れていて、かつそれらの顧客体験を深めるリアルの場も必要で、真にその中身を知る為の場所が必要になってきたように思う。そんな中で僕が注目したのは、株式会社スマートメディア代表取締役 成井五久実さんから紹介されたのが「no-ma」である

D2C を軸にリアルとネットの垣根をこえる 「 no-ma 」

 僕がこの日訪れたのは、渋谷・スペイン坂に開設された「no-ma」という彼らのビジネスの名を冠にしたイベントスペース。「no-ma」を一言で言うなら、D2Cブランドをキュレーションして、しかもリアルの場を通じて顧客体験を深掘りしてもらう拠点である。

 オープンスペースには複数のブランドが並んでいたが、内容は毎月変化し、場合によっては単一ブランドで新商品のローンチをこの場で行ったり、多様性を持った活用をしていくそうである。

 思うに、D2Cはデジタルで生産性を高めながらも、お客様と真につながることに意味があって、それはリアルとネットの垣根を超えたところにあるから、このようなリアルな場所の存在に意義はあると思う。

 成井さんは「渋谷パルコさんと一緒に場所を借りて協業という形で、年間通じて常設で様々なイベントをやっていきます。今回はサスティナブルというテーマですが、来月も『インフルエンサーコスメ』をテーマにしており、“なぜインフルエンサーと言われる女の子たちが自分でコスメを作っているのか”について、掘り下げていく予定です」と語る。

インフルエンサーコスメを掘り下げて

 例えば、古川優香さんプロデュースブランド『 RICAFROSH (リカフロッシュ)』が「no-ma」に5月から並ぶそうで、古川優香さんはYouTubeチャンネル登録者数が82万人、Twitter、Instagramのフォロワー数は187万人を超えるほどである。昨年2月の発売以来、ジューシーリブテントは全6色の累計販売個数が65万個を突破している。

 また、同じく「no-ma」に5月から並ぶ予定のYouTuberさぁやさんプロデュースコスメ『 Lillua (リルア)』も最近誕生したブランドながら、影響力大。SNS総フォロワー数は214万人を数えるさぁやさんだけに、オイルリッチティントは初動24時間販売個数が2万個を達成するなど、活況に沸いている。

 だからこそ、D2Cを素材にリアルとネットの垣根を超えて、その裏側にあるストーリーを詳らかにするこのような場を作ることは、必然的に話題性を伴うわけである。 

サスティナブルでお客様と繋がる D2C

 さて、今回は、サスティナブルである。それらに関連するいくつかのブランドについても直接、話を伺っているので、それも合わせて読んでもらうことにしよう。

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 成井さんの話を聞いていると、ただ、いわゆる若い女性を意識したものだけかというと、そうではなく、例えば伝統工芸のD2Cを集めることなども考えていることも明らかにしてくれた。

 D2Cはただそれだけで話題を集めていた時代から、何を伝え、リアルとネットの垣根を超えて、どういう風にお客様と触れ合うかが大事なフェーズへと移りつつあるのである。

今日はこの辺で。

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