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時代を読む まとめ

【まとめ】文具女子博 女性的感性に触れて変貌した文房具たち

 デジタルがアナログな文具を後押しする。最近は文具を消費財としてではありません。SNSなどデジタルが発掘したのは、エンタメ的に捉える側面。それはこの文具女子博にくれば分かる。文具への熱狂ぶりに圧倒されるはず。多くの女性の日常に彩りを加える「文具女子博」が話題を集めています。

■なかった価値を羽ばたかせる

新たな見方で、新たな使い道が生まれるものです。呉竹などは墨汁の会社です。でも、ラメの素なんて、商品を出しています。それはガラスペンの浸透により、インクの使い方が限りなく文字を書くのではなく、表現(絵)に近づいているから。インクにラメを混ぜ合わせることで華やかに。文具女子博はいい意味で、裏切ってくれます。なぜかこの場所に、地図のゼンリンがいたりするのも面白い。彼らの強みの地図をもとに、文具で提案することで、新しい可能性を見出しました。

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■文具が変われば日常も変わる

東京・流通センターの入り口には女性が敷地を埋めるほどの行列。今や遅しとその時を待ち構えてい女性陣。何を待っているのかといえば「文具女子博」。例えば、日記や手帳を美しくデコレーションするべく、文具を活用します。「今回はどれを買おう」。そう言って女性たちは顔を見合わせ、メーカーと熱っぽく話し合うのは恒例の光景です。文具会社にとってもチャレンジで、高鳴る商品を準備してお客様と向き合わなければならないのです。企業、双方の高鳴りは最高潮を迎えます。

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■この楽しさはバレンタインデーに通じる 小田急百貨店も注目

『文具女子博』は、遂に新宿をターミナルに持つ小田急百貨店からオファーがかかるほどに、成長しました。僕が取材したこの催しは『文具女子博』のスピンオフ企画。「文具女子博 #インクとデコ沼」と銘打たれて小田急百貨店新宿店の本館11階催物場をフルに使い切りました。物産展並みの規模だというからその勢いは言うまでもありません。

小田急百貨店の販売促進部催事担当 マネージャー近藤温子さんがビビッときました。そしてこう語るんです。「私はチョコレートも担当しているのですけど、この楽しさはバレンタインデーの催事に通じる」と。

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■文具の常識を覆し続ける文具女子博

文具にこれだけのポテンシャルがあったのか。「文具女子博」に集まる文具は、一味違います。折り紙は折り紙でも、ポリエステルの繊細な折り紙。それを見て、そこにアートを感じました。一見すると、シャチハタのハンコなのに、蓋を取ると、化粧用のチーフで、思わず笑顔を浮かべてしまいます。

文具を消費財と捉えるのはもはや固定概念でもう古い。これを覆したのがやっぱり女子の感性。SNSなどで色々な見方が出てくる中で、一見地味だった文具や雑貨がパッと水を得た魚のように、生き生きしました。そうか、こんなポテンシャルがあったのか。違った切り口の気持ちを晴々させるのがこのイベントの文具を見て下さい。

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