時代を読む 特集
【特集】おもちゃショー見て歩き 2023 遊び心の今
あればあるほど、日常に笑顔をもたらすのが「おもちゃ」であって、「おもちゃショー」では新しい切り口の「遊び心」に触れることができる貴重な機会である。
・スペースインベーダーの感覚で貯金を
例えば、おもちゃを通して、古き良き時代の価値を再確認する。年配の方であれば、経験があるかもしれないのが、「スペースインベーダー」。いまやゲームはハイ・テクノロジーになったけど、その時代は、まだドット絵であり、喫茶店のテーブルで楽しむ時代であった。
タカラトミーアーツは100円入れて楽しむその感覚を活かして、貯金箱を作ったのである。スペースインベーダーは、グラフィカルな今のゲームを知る人でも、楽しめる作り。当時の人が100円を握りしめて、ゲームの熱狂さながらに、貯金できるという発想が面白い。
・最近はガシャポンもカプセルじゃない!?
続いて、ガシャポンと言ったら、何を思い浮かべるでしょう。大抵は『カプセル』が出てくると思うのですが、最近は、少し違うんですよとバンダイのスタッフに力説された。僕が小銭(自腹(笑))を握りしめ、ガチャっとひねったら、コースターが出てきた。
そう!最近は球体ではなく、平面的なものが出る筐体もあるのだ。これだけで商品の幅が一気に広がるわけです。コースターであるとか、昨今ブームのアクリルスタンドでも良い。
・LEDで楽しむ新感覚デジタルペット
おもちゃの性能も精密化されていて「きゅーぴっつ」はタカラトミーのデジタルペット。ジュエリーボックスのような形でパカっと開くと、中から板が高速でミニ扇風機のようにパタパタ揺れてます。そこにLEDで映し出されたキャラの残像が出てくるわけである。
感覚としてはパラパラ漫画の要領で、板は手で触れます。つまり、触ることで、その残像のペットと戯れあえるわけです。押し潰すような指の動きをすると、中のキャラも潰れるというわけです。よくできている。
・母親の指のサイズにあわせたディズニードールに愛を感じる
そのほかにも、ベビーへの思いを忘れないこちらの商品なども真心あふれていてる。