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【まとめ】リアル店だけでDXはできるのか?

最近、デジタル化が叫ばれる世の中。だけど、それって割と、ネット通販のプレーヤーがリアルに進出していることが多いんです。しかし、リアルはリアルでデジタル化を通じて、その価値を高めるように動いています。そこに着目しました。

■社員の意識を変えたのはデータ分析でした

リアル店舗は極論、リアルだけで成立してしまいます。だから、多くは、紙ベースの資料をもとに、報告して終わり。そんな会議も少なくありません。

そこにデジタルを持ち込んで、成長へと促したのがグッデイです。デジタルは難しそうなイメージが伴います。また、既にそれが頭の中で十分、成立していると思い込んでいます。だから、後回しになります。けれど、グッディでは「データの分析」。そこを起点に、日頃からデータを共通化して、共有。

会議ではそれを通じて、数字で未来を議論をするための土台を作って、社員の姿勢を変えたのです。

関連記事:“DX”が社員を変えて会社を変えた グッディが掴んだ成功への順序 その舞台裏

■TRIALが実店舗を活かしたデジタル化の凄み

・全てはスマートカートから始まる

Retail AIという会社をご存知でしょうか。トライアルカンパニーの関連会社だと聞いて、その内容に納得してもらえそうが気がします。彼らはリアルだけでDXを成立させ、かつそれが製造にも影響を及ぼして、小売業の構造をも変えていこうという強い意気込みを感じます。

トライアルカンパニーは九州を中心とする小売店の「TRIAL(トライアル)」を運営している会社です。入り口部分で言えば、ごくごくオーソドックスな機能。ショッピングカートを使った決済の利便性を高めるという話ですよね。でも、ここから全てが始まっていると言って良いです。

関連記事:リアルはリアルで“DX”は完結する TRIALが実店舗を活かしたデジタル化の凄み

■陳列の手間を逆手に取ったデジタル化

他にも、「リアル店の弱点って何かな?」と考えた時に、実は、それは「陳列」にあるのではないかと思いました。

それ自体を豊富に持っておくことで、それが売上になるわけですから。その割に、出したり入れたり、置くほどにスペースを取ってしまいます。だから、いっそ、店舗で買うという習慣はそのままに、どーん!とディスプレイを置いて、全て倉庫から配送したらどうでしょう。そういう視点もデジタル化が進めば、可能なようです。

リアル店をデジタルに活かすというのは、ネット通販と切り離して考えても可能性がありそうに思います。

関連記事:巨大ディスプレイ は小さな店舗“DX”の急先鋒 S_martの省人化と在庫の解決

 

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