1. HOME
  2. topic
  3. 物流 から見た ファッション 変貌の理由

「story」で読む

時代を読む「特集」

物流 から見た ファッション 変貌の理由

ZARA を世界一へと導いた安定の 利益率 の秘密

 物流の魅力ってどこにあるのだろうか。それを考える上で、是非、読んでほしいのが今回の特集だ。世界を牽引するファッション企業は、実は物流にコストを割いて、むしろそれを強みに変えて、その座を手に入れた。こと、ECなどにおいては、物流をコストと見なす傾向があるけど、むしろ、その逆を言って、急成長を遂げているところがある。

 それを考える上で、ここ最近のファッションにおけるトレンドを見ていただきたい。最近、脚光を集めているブランドに「Choosy」というブランドがある。その中身はまずInstagramで流行っているものをクローリングして、それを「Choosy」ユーザーの女性に見せるのだ。

 そして、彼女は、今は「この服」と「この服」が多くの人に見られているようだけど、「皆ならどれが欲しい?」と問いかけるのだ。もし問いかけた相手から200枚、買う声が集まれば、商品化される。できるまでの時間はわずか2週間。最短速度でトレンドを手にすることができるというわけだ。

 この感覚は、もはやかつてのファッションブランドにはないものだ。お客様の方がファッションに合わせている時代から、ファッションの方がお客様に合わせる時代になったということだ。その部分を掘り下げたのがこのこちらの記事である。

 さて、そういう形でファッションの潮流が生まれているわけだけど、では、冒頭に話した、通り、物流を味方につけて、世界を牽引するファッション企業はどこなのか、といえば、それがZARAである。今、上記で触れた通り、ファッションは限りなく、顧客に合わせて、作られる時代となっていて、それは今がテクノロジーの時代であり、それだけ顧客の情報が集められるという時代背景も後押ししている。

 だから、ZARAは敢えて、そこでスペインの本国で徹底的にマーケティングリサーチを行い、そこでのデータをもとに、トレンドを分析し、それを最短の時間で、作る様にして、人の興味を抱くファッションとの間に、極力時間的なズレをなくして、いく方法に出た。

 すると、自ずとそれを全世界に、すぐに「届けなければならない」という発想にたどり着くわけで、当然、世界であるから、その物流コストは並大抵ではないが、企業として、ファッションの時間的なズレを作らないところにプライオリティをおいた以上、これまでは「コストの対象」でしかなかった物流を、武器にして、世界一位へと駆け上がったのである。

その点に関しては、こちらの記事も併せて読んでほしい。

 これこそが、今の時代背景を踏まえた、ファッションの勝者であり、結果、ファッションの勝ち組は物流を重じていたわけで、今後は、顧客主役になる以上、ファッションならずとも、物流を重じることが重要なのである。

 

最近の「特集」

時代が解る 未来が見える