時代を読む まとめ
【まとめ】 Shopify が Amazonキラー な理由 自社ECに関しての基礎知識
最近 Amazonキラー と呼ばれている「 Shopify 」です。でも、若干そこの部分が一人歩きしている部分があるように思います。大事なのは、実際に何故にキラーと言えるのか?そこだと思います。Amazonがある意味、完璧とも言えるビジネスモデル故に、逆に浮き彫りとなったとも言えます。そことの対比で、どこが自社ECの価値となって、太刀打ちできる要素になるのか。この本質を掴むことが大事だと思います。
Shopify 考える上で、まず Amazon を理解する
全ては、誰よりも早く世界で一番の品揃えで商品を手に入れられる為に。
AmazonはAmazonという巨大なお店を作り、そこにあらゆる企業から様々な商品を集めて、物流を構築し、そこに集約して、Amazonの倉庫から配送に至るまで徹底的にコントロールをして、効率化を図り、お客さんに利便性を追求している。
それはこの特集を見てもらうとわかることだ。
記事:【特集】Amazonはなぜ世界企業になったのか(Clickで飛べます)
Shopify が Amazonキラー な理由ウォルマートの動きをみるとヒントが
それ故、最強であったが、実はここには盲点があって、Amazonと競合することなく、Shopifyはある意味、その反対側でAmazonが入ろうとしても入れない部分に進出して、覇権を握ろうとしている。そして、AmazonのライバルであるウォルマートがShopifyの知見を取り入れて、結果、Amazon的な商売を始めている。
記事:Shopify ウォルマート 連携 Amazon への対抗策になる理由(Clickで飛べます)
プラットフォーム イン プラットフォームの時代
今のShopifyの話を考えると、この時代は例え、中小企業でさえ、プラットフォームになれることを示唆している。ただ、そのプラットフォームになるためには、プラットフォームを利用して、早く自分の価値を深掘りすることなのである。僕はローランド・ベルガーの小野塚征志さんに話を聞いて気付かされた。 “プラットフォーム”ビジネス にどう向き合い、活用すればいいのかを考えたい。
記事:あなたのお店も“プラットフォーム” になれ! GAFA 楽天、Yahoo!に依存して良いの?
その中で自社ECとは何か?
フラクタは企業のブランド構築をこれまでも多数手がけており、そこから派生して河野さんはShopifyのエバンジェリストも務める。ただ、とはいえ彼は、それを売り込むわけではなくそこへの深い理解を通して、各々の企業のオリジナリティを尊重して然るべき方向性を指し示す、正直な人なので自社ECの本質を聞く相手として僕は適任だと考えたので記事にした。
記事:教えて! 自社EC 何がスゴイの?〜 BASE と Shopify 相応しいのは〜
低コストで簡単に始められるメリットは地方創生にも役立つ
益子WEB陶器市というイベントサイトもまた、価値の深掘りだ。アクセスは約16万人、売上高は約3900万円にものぼった。この背景には、益子の作家と窯元(かまもと)が250以上も集まり、作品としては9500点以上が集まったことがあげられる。これができたのはShopifyがいいからではなく、それを使うことで、低コストでかつ利便性と簡易性を備えていたことにあって、このチャレンジができたその裏側に目を向けるべきなのである。