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時代を読む まとめ

【まとめ】リアル店舗の役割はよりエンタメ的に

店ってエンターテイメントの場所なんだと思います。単なる売る場所ではありません。だから、単純に、店員が商品を売り込む。それも過去の話。新しい店舗なりに変貌しているお店には夢があり、笑顔があります。つまり、エンターテイメントとしての魅力が備わっている印象を抱きます。

■デジタルを駆使して人を重んじる 「靴下屋」吉祥寺での挑戦

創業1968年。靴下の会社タビオは、デジタルの要素でも温もりが溢れています。僕が以前から注目したのはその「ものづくり精神」。しかし商品づくりに負けず劣らずスタッフ自体も創造性豊かに、道を切り開いています。吉祥寺にオープンした彼らが運営する「靴下屋」のデジタルな挑戦に迫ります。

老舗の伝統を重んじながら「革新」に挑戦する部分。僕が今回注目したのは、そこです。特に、女性の気持ちを掴む工夫は他のブランドよりも先駆けています。

品揃え豊富に「売り込む」接客で、商品を買ってもらう時代ではありません。この地にいるスタッフの価値を最大化させるんです。そして、メディアのような発信的な要素を持たせます。さらには、きてくれた人にそこにいる事が特別であることを、実感できる拠点に。ここが大きなポイントなんです。

関連記事:デジタルを駆使して人を重んじる姿勢 靴下屋の吉祥寺での挑戦は人の温もりで溢れている

■チャオパニックティピー お客様をHappyにリアル店で デジタル の魅力感じて

普通にアパレルショップに佇むスタッフ。実は彼女こそInstagramでファンを抱える“プチ・スター”だと思いました。パルが運営するブランド「CIAOPANIC TYPY(チャオパニックティピー)」でのことです。

プチ・スターと僕が讃えた彼女はユキノさん。案内してくれたのは、その亀戸にあるお店です。パルはデジタルを効果的に使って、生産性の高いブランドを運営しています。ですが、それは人間的な部分でもその育成が上手なのです。

関連記事:チャオパニックティピー お客様をHappyにする 素敵な“デジタル”シフト

・乗り換え拠点で済まさぬJR東日本なりの店戦略

JR東日本は最近、商業施設に力を入れています。乗り換え拠点でありながら、でも、その合間の時間で、ショッピングを楽しませることにより、駅の付加価値を最大化させています。多くの人が集まるというメリットを活かし、いかに、その乗り換えの合間に楽しませる空間を作れるか。その意味で、JR東日本の東京駅に出現した『Disney Fantasy Shop by BELLE MAISON』の話はその点を十分に考慮したナイスな戦略です。

記事:東京駅 から出発進行! JR東日本 と ベルメゾン 変革 Disney グッズとともに

■ニューバランスが「GREY」という色に込めた情熱

読者の中で「靴」を履かずに生活している人なんていないでしょう。まさかその靴自体が日々、進化しているなんて思いもよりませんでした。ここは東京・新宿駅に隣接する「NEWoMan」。ニューバランスが、「GREY」をコンセプトにした店を立ち上げました。マーケティング部の小澤真琴さんはこう言います。

「このシューズの起源を辿れば、1982年当時、最新の『ランニング』シューズにあります。今やそれは進化して『日常で使われる』靴の一つへと変わっています。」と。

彼らが見据えているのは、どこでしょう。日常でも履き心地の良いシューズを履く習慣を定着させたその先です。スポーツなどで繊細に計算された中身です。それに基づき、接客とそれらの技術を組み合わせるんどえす。日常使いのシューズすら、カスタムオーダーに近い、最適解を目指そうとしています。

関連記事:シューズと日常の革命 ニューバランスが「GREY」という色に込めた情熱

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