時代を読む 特集
【まとめ】時代を映すトレンドの最前線を追う 〜ヤプリ『UPDATE』より〜
日々目まぐるしく変わる時代の中で、私たちはどのように才能を発掘し、コンテンツを創造し、価値を提供していくべきなのか。その答えは、デジタルの進化や日常の中にある「驚き」に潜んでいます。ヤプリ主催のイベント『UPDATE』では、さまざまな業界のプロフェッショナルたちが集い、トレンドの本質に迫る議論が繰り広げられました。本特集では、そんな「UPDATE」で語られた3つのトピックを通じて、現代を読み解く鍵を探ります。
1. YOASOBIと少年ジャンプ+ 〜才能の発掘はデジタルで変わる〜
集英社の「少年ジャンプ+」と、ソニー・ミュージックエンタテインメントのYOASOBIプロジェクト。どちらもデジタルリソースを活用し、従来とは異なる形で才能を発掘し成功を収めています。
「少年ジャンプ+」では、曜日ごとの競争と読者からのフィードバックを通じて漫画家の才能を引き出し、ヒット作を生み出しました。一方、YOASOBIは小説投稿サイト「monogatary.com」を起点に、音楽と文学を融合した新しいアプローチで社会現象を巻き起こしました。
この章では、デジタルを活用した才能の「引き合わせ」と、ユーザーとの熱狂を生み出す仕組みに迫ります。
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2. 小説の読み方・書き方は時代と共に変貌する 〜未来のコンテンツのかたち〜
ヤプリ『UPDATE』で語られた小説家・平野啓一郎氏とTakramの渡邉康太郎氏の対談では、文章やコンテンツのあり方が時代とともにどのように変化してきたかが浮き彫りになりました。
新聞連載から始まった小説家という職業は、今や誰もが発信者になれる時代に突入。コンテンツの消費のされ方や収益化の仕組みも多様化しています。また、ネタバレへの意識や短尺動画の浸透など、変化はあらゆる形で現れています。
この章では、時代の進化とともに変わるコンテンツの制作・消費のあり方に注目し、その可能性を探ります。
関連記事:小説の読み方 書き方 は 時代と共に変貌する? 現代 のコンテンツ事情 ヤプリ『UPDATE』
3. “クリエイティブ” 発想の源 〜驚きが生む価値とは〜
建築家アストリッド・クライン氏とシェフ鳥羽周作氏が語る「驚き」とは、どのような価値を生むのでしょうか。クライン氏の建築には、意外性や遊び心が散りばめられています。一方、鳥羽氏の料理はストーリー性や意識的な選択で顧客を楽しませています。
彼らに共通するのは、日常を研ぎ澄まし、些細なことからヒントを得る姿勢です。吸収したものを形にし、驚きと感動を生み出すクリエイティブの本質を、この章で深掘りします。
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4.今の時代作り上げていくために必要なこと
才能の発掘、コンテンツの進化、そしてクリエイティブの源泉──。
これら3つのテーマを通じて、ヤプリ『UPDATE』が時代をどう映し出しているのかをご紹介しました。私たちがこの時代に立ち向かい、何かを創り上げていくためのヒントがここにあります。
「驚き」と「発見」を味方につけ、新たな価値を共に創造していきましょう。
今日はこの辺で。