時代を読む 特集
【連載】 “店長”にまなぶ
お店は商品が売られる場所であるとともに、お客様とスタッフが心を通わせる場所です。だからこそ、お店への想いを“店長”に語っていただくコーナーで、その言葉一つ一つに学びがあります。名付けて「店長にまなぶ」。始まり、始まり〜。
絵柄に魅せられてお茶に魅せられた
お茶ってペットボトルのイメージが強くて、最近、急須で飲まれなくなりました。だからこそ、急須で飲んでもらえるようにと、頑張るお店があります。それが「ごえん茶」です。彼らはお茶そのものを伝えるために、ちょっと工夫をしました。一見するとその絵柄に惹かれて買ったそのカードにはお茶が入っていて、ごく自然流れで、急須でお茶を飲む、というわけです。
記事:絵柄 に惹かれ お茶 に惹かれ「京都ぎょくろの ごえん茶 」(Clickで飛べます)
下町で煌びやかに輝くバームクーヘンへの想い
先代が昭和28年位に錦糸町でお菓子屋を始めていた乳糖製菓は、「下町バームクーヘン」としてネット通販で展開して、変わらぬイズムを伝えています。元々は雷おこしのような伝統的なお菓子をやっていたのですが、他とは違う商品をと、バームクーヘンを始めたのが原点で、昭和40年当時、まだ、バームクーヘン自体が物珍しい時代。それ以後、長きにわたり、錦糸町の人達に愛され続ける小さなお店であったが、今から7年ほど前から、オンラインストアを始めたのですが、味への絶対的な自信を見せて、それが受け入れられています。

下町バームクーヘン
記事:東京 錦糸町の人気店 下町 バームクーヘン 商品力で挑む(Clickで飛べます)
お店はお客様と共に対話し、発信する場所
博多織で700年の伝統を持ちながらも、その独自の感性でその時代に合わせた提案で、伝統を今に楽しませてくれるのが「OKANO」。着物などを扱うものの、六本木アークヒルズに誕生したお店は、お客様との交流を楽しむ場所としてお店が存在し、また、それを通して世界に発信する心意気を感じます。

岡野博一さん
記事:700年の歴史を今に伝える 店 OKANO GINZA SIX から 六本木 に移した理由(Clickで飛べます)