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気まぐれ読書探訪:「夏物語」川上未映子著

最近、川上未映子さんの「夏物語」を読みました。思ったのは、生きるって何とは言われるけど、「生まれるって何か」とは考えないよね、ということ。

でも、この作品を読んで、それが大事だと思った。なぜなら、子供側に「産まれてこない」という選択肢はないからです。生まれた以上「生きなきゃ」いけなくて、親には、それを保証するだけの自信と覚悟が出産には必要だ。

この本に描かれているのは、彼氏がいなくても、それでも子供を授かろうとする女性の姿。精子提供という問題を描いていて。愛し愛されなくても、子供が生まれた時に、世間はどう受け入れるのか、その現実を知って、子供はどう受け止めるのか。

特別なようでいて、実は誰しも起こり得るものなんだろうな。そこに今の社会の難しさがある。

一人一人、特別な世界で皆、何かしら表向きは「普通」に生きているようで、「普通じゃない」一面を抱えて生きている。

 

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