商品の裏側-メーカー談

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ものづくりの知恵や工夫、職人魂を追うカテゴリーです

生産と在庫と粗利のバランスで戦っている

 いいものを作れば、何でも売れるわけではありません。お客様にとって相応しい価値を提供する。それがメーカーの難しさで、ここではその知識を学びたいと思います。知恵と商売のバランスの間で頑張る彼らのその舞台裏を追います。

現場の頑張りを4つの視点で

 きっといいものを作れば売れる。そう言って、いろんな要素を取り入れて、最高のものを作るとしましょう。けれど、そこにかかる原価が大き過ぎれば、それが定価に反映されて、お客様の手にとってもらうことも叶いません。

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 つまり、商品とはトレードオフだから、面白いんです。こういうお客様がいて、おそらくこのくらい存在するだろう。では相応しい数量は?そう考えて、必要な要素を絞って、原価を抑えて、相応しい価値を提供するわけです。

 つまり、そのバランスがわかって初めて、在庫を必要以上に残すことがない。だからお客様への想いなくして、作れないのです。それでは、メーカーはお客様の心を掴むために、どういう姿勢で商品を作っているのでしょうか。4つに分けて整理してみました。

1.独創的に「攻める」

 脚光を浴びる商品は、独創的な点があるから、売れています。そういう想像力が生まれる源泉がどこにあるのか。そこをみてみたいと思います。

2.時流で「仕掛ける」

 作るだけでは売れません。お客様の今の動きに注目して、仕掛けに工夫をしているメーカーの話です。マーケティングを強く意識して、時流に合わせて、ヒットを生み出すか。その仕掛ける部分に目を向けます。

3.伝統・技術を「守る」

 何かしらものづくりには魅力があって、それが代々、受け入れられています。それを守り続ける現場が存在します。ひとつは「職人や企画者の知恵と工夫」に迫ります。

 そして、もうひとつは「守る」に関連してのサブテーマなのですが、伝統を守る為の技術革新は何か。それを「製造業テック」として追いかけます。

4.地域に「寄与する」

 ものづくりは、地域の特性に紐付き、根付いていることが多いです。地域が活性化するというフィルターでものづくりを見ていこうと思います。

ジャンルごとで見ていく

 ものを作ると言っても、それはジャンルごと、文化も違います。ジャンルごとで、ものづくりを把握して、その業界ごとの努力の違いも見ていけたらと考えています。

 「ものづくり」は製造に関わる全ての企業と人を応援して、記事を通してその素敵さを紐解いていきたいと思います。

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