DCSのベーカリー「パンストック」、ヤマト運輸とJR九州との連携で当日配送サービスを開始

株式会社DCSが運営するベーカリー「パンストック」は、ヤマト運輸およびJR九州と連携し、2022年9月1日から朝焼きたてのパンを熊本駅・鹿児島中央駅・長崎駅・大分駅近辺へ当日中に配送するサービスを開始します。新幹線や特急列車を活用することで、焼きたての美味しさをその日のうちに届けることが可能となります。

取り組みの背景

九州地方は農業産出額が多く、生鮮品の生産が盛んです。これに対応するため、ヤマト運輸とJR九州は旅客列車での荷物輸送を行ってきました。今回、「パンストック」との連携により、当日の消費を推奨する商品を遠方へ即日配送する取り組みが実現しました。

新サービスの詳細

商品名は「夜にパンストックを。便」で、パン詰め合わせセット13点を限定30セット販売します。価格は5,400円（税込）で、販売期間は2022年8月17日から8月24日まで。配送はヤマト運輸が担当し、9月1日に当日配送が行われます。

輸送方法

•博多駅までトラック輸送（ヤマト運輸）

•博多駅から各駅まで新幹線や特急列車で輸送（JR九州）

•各駅から配達先までトラック輸送（ヤマト運輸）

これにより、従来の翌日配送に比べ、約11時間のリードタイム短縮が実現しました。

パンストックについて

「パンストック」は福岡市東区に本店を構える人気ベーカリーで、高品質な素材を使用し、長時間発酵によるしっとりとしたパンが特徴です。ネット通販も行っていますが、今回のような当日配送は初めてです。

JR九州の物流事業

JR九州は、駅から駅への荷物輸送サービス「はやっ！便」などを実施しており、法人向けの事前予約制サービスも提供しています。新幹線や特急列車を活用することで、迅速でエコな物流ネットワークを構築しています。

この新サービスにより、「パンストック」は遠方の顧客にも焼きたての美味しさを届けることが可能となり、九州の物流と商圏の広がりに貢献します。