時代を読む 特集
【まとめ】 伝統 と 革新。そこに 老舗の秘訣がある
時代に寄り添い、そこに柔軟に合わせるとともに、それはまるっきり変えてしまうのではなく、どこに差別化ポイントがあるかを把握して、変えるべきところと変えざるべきところを明確に把握して、歴史を重んじて革新を突き進むことの大事さを思ったので特集を組んだ。
味には頑固でも流通には敏感 榮太樓イズム
200年の和菓子の老舗である「榮太郎總本舗」もそうで、彼らは味にこだわっている。その味がベースとなっているのはどこの生産物であるか。場合によってはここの社員は、農家まで行って、そこで自ら栽培なども関わりながら、気持ちに即して、その生産物を最大化させるために、味があるのである。
その代わり、流通には敏感で、最近ではコンビニににも進出して、僕は驚いたのである。でも、結局、時代に合わせて、お客様の生活シーンに入り込まない限りは、その味すらも知ってもらえないわけで、そこは柔軟に変化に即していて、その革新ゆえに伝統が守られているのである。
榮太樓總本鋪 “革新” は “伝統” を守る為に 細田副社長に直撃
お店はお客様と共に対話し、発信する場所
博多織で700年の伝統を持ちながらも、その独自の感性でその時代に合わせた提案で、伝統を今に楽しませてくれるのが「OKANO」。着物などを扱うものの、六本木アークヒルズに誕生したお店は、お客様との交流を楽しむ場所としてお店が存在し、また、それを通して世界に発信する心意気を感じます。
記事:700年の歴史を今に伝える 店 OKANO GINZA SIX から 六本木 に移した理由(Clickで飛べます)