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形にとらわれず突き進む

 それは何気ないきっかけでした。ビューテックラボの松井さんから、アイドルのライブに誘われたのです。その名は「レプスルプス」さん。それで、足を運んだ時に、その商品を手掛けようと直感で思いました。わずか2ヶ月ほど前の話です。

小さな可能性も見逃さず

 彼女達の一生懸命さに心を打たれて、こういう世界があるんだと。
 それで、僕は過去の経験を活かしてグッズ制作をしてみようと。 変な話だけど、彼女たちのチャレンジを見て、自分も新しいことをチャレンジしたくなったというのもあります。
 たとえ、(語弊を恐れず言えば)小さな可能性かもしれない。けれど、見逃さずにやってみたら、しっかり、ビジネスとしての可能性があるのではないかと。そこに可能性を見出せれば、頑張る彼女たちの励みとなり、何よりファンを喜ばせる。
 もうマスに訴えかけて、同じ商品を大量に売るって事はもうやらなくなる。
 その時に、こういうアイドルなりの小さな価値って実は大きな意味を持つんじゃないかと思ったのです。考え始めてから約2ヶ月ほどで、商品の完成に至り、しっかり売り上げを作れました。めちゃくちゃ売れたってほどではないけど、大きな一歩。

・小さな価値も束ねれば大きな価値となる?

 でも、これってゼロイチ。だから、商品の価値がそもそも、存在しないところからだから、よく2ヶ月で適正価格を割り出し、売り上げたなと思っています。
 ちなみに、この145マガジンのチームメイトの方がその製造元になってもらっています。その意味でもこのコミュニティを活かした文字通りのチームワークです。嬉しかった。

・商品は対価に見合った価格設定と粗利

 話を戻せば、やや強気の価格設定で、7500円(税抜)。作ったものを製造工場から直接、送るスタイルをとって、送料もしっかり1500円いただきます。それでも、ファンの方々に購入していくのです。あ、商品として受け入れてもらえた、良かった!と。その一心でした。
 これらをBASEを使ってECサイトを作り、そこへ誘導して購入してもらいました。そうすればこの現場で、人が立つ必要すらない。現場の課題をテクノロジーで解決しました。僕としてはこれを一発で終わらせるつもりはありません。ゼロイチができたので、これを横展開していければと目論んでいます。
 思うに、小さな価値も活かしてマネタイズにつなげれば、きっとこれはこれで、ビジネスになるのではないかと思っているのです。
 メディアって現場を知らずに机上の空論をかざすことが多い。けれど、僕は現場に入り込み、そして自ら制作に携わりながら、メディアの価値を別の形で、ビジネスにできればいいなと思っています。
 そして、それが商品を受け取る人を笑顔にできればと。勿論、その笑顔がきっと、彼女達を前へと駆り立てると信じて。

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145はマガジンは「ヒットの生まれ方と育て方を考えるメディア」。キャラクターなどのコンテンツ関連と新しい小売りの最新情報、商品開発の実態を追うメディアです。
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石郷 学

株式会社 team145 代表取締役 

ジャパンEコマースコンサルタント協会 客員講師 

776.fmラジオ『connect』準レギュラー

Next retail Labフェロー 

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