【活動報告】オルビス物流倉庫を見学|届け方に宿る“本質”と、チームメイトがつくる空気

145マガジンでは、メディアとしての取材に加え、
現場の空気に触れる“実体験”を通じて学びを深めることを大切にしています。
今回は、化粧品ブランドオルビスの物流倉庫を見学する機会をいただき、
物流の本質と、メディアとコミュニティの理想的な関係を体感できた時間となりました。
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“日本で唯一”と言われる設計に刺激を受けて
ご案内いただいたのは、オルビスから信頼を受けて物流業務を担っている流通サービスさん。
その中でも案内役を務めてくださったのが、チームメイトでもある長谷川さんでした。
倉庫では、オルビスのブランドに相応しい仕組みが一つひとつ丁寧に設計されていて、
現場の方が誇らしげにこう話してくれました。
> 「これは、日本で唯一の仕組みなんです」
この言葉に、僕は静かに「すごい」と何度も心の中でつぶやいていました。
作業の流れや人の動き、商品が運ばれるリズム──
すべてが「安さで勝負する物流」ではなく、「ブランドにふさわしい届け方」を実現するために組み上げられていたんです。
👉 [関連取材記事:物流は安さで競うものじゃない──流通サービスの本音対談]
見るだけじゃなく、感じるからこそ理解が深まる
見学中、参加者たちは「へぇ」と声を上げたり、
自らピッキング作業を体験してみたりと、みんなとても前のめり。
小手先ではない“本質”を共有する空間がそこにありました。
新しい人を、自然に迎え入れるチームメイトの姿
この見学会が、ただの学びにとどまらなかったのは、
人と人のつながりが、静かに深まっていたからだと思います。
案内役の長谷川さんは、古くからチームメイトとして関わってくれている存在。
そんな彼が、今回新たに参加したメンバーに向けて、自然とこう言ってくれていたんです。
> 「ようこそ、チームメイトへ!」
迎えられた人たちも、敬意をもって設備を見て、
誰かが語れば、誰かがうなずく──
そんなやりとりが重なって、会場全体に“讃えあい、思い合う空気”が広がっていくのを感じました。
編集者として、嬉しかったこと
僕は、取材をして、言葉を届ける仕事をしています。
でも、それだけではもったいない。
記事で得た知見や、つながりを、こうした“リアルな場”で還元できることこそが、メディアの理想だと思っています。
だからこそ、今回のように、記事を通じて出会った人たちが、
別の場で自然と関わり、互いを尊重し合っている光景に、
心の奥から“じわりとした感動”を覚えました。
最後に──まだ見ぬ一歩は、いつも人の中にある
この投稿は、もしかしたら独りよがりに見えるかもしれません。
でも僕にとって、こうした出来事こそが、編集のモチベーションです。
まだ見ぬ一歩。
それは常に、模索と、思いがけない感動の中にある。
だからこそ、これからも“感じたこと”を、丁寧に書き残していきたいと思います。