【活動報告】ATMは再接続の装置になる──Next Retail Lab Forum

この日、Next Retail Lab主催の第61回フォーラムに、フェローとして登壇しました。メインスピーカーは、セブン銀行 執行役員企画部長の清水健さん。
テーマは──
「新サービス共創のゲートウェイ化する未来のATM」。
ATMという存在に、ここまで未来の可能性があったとは──。これは正直な驚きであり、イベントを経て僕自身が見えた“接点のデザイン”について、infoでこそ記しておきたいと思ったのです。
ATMは「現金の出口」ではなく、「価値の入口」になりうる
清水さんの話は、非常に論理的でありながら、想像力を刺激するものでした。ATMが単なるインフラではなく、人とサービスをつなぐ“再接続装置”になり得るという視点。これは僕にとって、すごく強い共鳴がありました。
フォーラムの内容は、145マガジンの記事としてもまとめました。
👉 セブン銀行が再定義する「銀行の役割」と、進化するATMの未来
記事では、清水さんの見ている未来や、ATMの社会的機能の拡張について整理しました。でも、この記事では語れなかった「編集者としての心のざわめき」は、ここに残しておきたかった。
メディアとは、誰と、どこで、どうつながるかを設計する仕事
ATMが“ただの機械”ではなく、“人とサービスを結ぶ装置”として生まれ変わろうとしているように、この日、話していて感じたのは、
「リアルとデジタルの融合」という言葉では語りきれない、もっと深い“接点の思想”が求められているということでした。
“気づき”を言葉にする場所として
今回のように金融 × リテール × デジタルという重なりの中で、具体的なサービス(ATM)を素材に議論できたのは、とても新鮮でした。共に登壇した坂野さんや、モデレーターの藤元さん、そして理事長の菊原さんとのやりとりの中で、「問い」が深まり、「語るべき言葉」が輪郭を持ちはじめる。そんな空気感に包まれた場でした。Next Retail Labの皆さん、本当にありがとうございました。