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【活動報告】高知e商人養成塾で講演──ECの本質を語り合えた、あたたかな時間

2021年11月17日、高知e商人養成塾にて、オンラインで講演の機会をいただきました。テーマは「店がブランドになる時代に、何を大切にすべきか」。

地域で奮闘する店舗経営者やEC担当の皆さんに向けて、モール、自社EC、物流、商品企画、継続顧客の育成など、今あらためて見直したい視点を、僕なりの言葉でお話ししました。

話したこと(ざっくり5つのテーマ)

1. モールの役割、ちょっと変わってきたと思う
昔は「集客の場」。でも今は、楽天などは経済圏として育ち、付き合い方も変化している。店が主体的にどう活かすか?という目線で見てみると、違う景色が見えてきます。

2. 物流って、実はすごく“思想”なんだ
リアルの元気が落ちてる今こそ、在庫・物流をどう捉えるかがカギ。D2Cの事例なども紹介しつつ、「ちゃんと届ける」ことの意味を見直しました。

3. 自社ECは“売る場所”じゃなく、“関係を育てる場所”
Shopifyなどで誰でも始められる今、差がつくのは「何を伝えたいか」。モールとの違い、自社の“顔”としての自社ECの本質について語りました。

4. 商品企画にこそ“あなたらしさ”が出る
やり方はもう世の中にあふれてる。でも、“何を届けるか”が抜けてるケースが多い。オルビスや益子陶器市などの事例を通じて、商品づくりの視点を再確認しました。

5. リピーターって、結局“気持ちの積み重ね”
やずややミウラタクヤ商店などの事例から、継続して選ばれるための本質的な考え方を共有。「買ってもらう」ではなく「続けてくれる関係性をつくる」視点が大事です。

一番伝えたかったのは、“思想”の話

この講演で僕が伝えたかったのは、何かを売るテクニックじゃなくて、

> ECは手段じゃない。思想と設計の積み重ねなんだ、ってこと。

145マガジンでもいつも意識しているのは、「伝える前に、ちゃんと考えること」。
SNSも物流も便利になった今だからこそ、立ち止まって、言葉と関係性を見つめ直す時代だと感じています。

あらためて、感謝を込めて

オンライン開催ではありましたが、チャットでの反応や頷きに、ちゃんと“届いてる”実感がありました。
機会をくださった高知e商人養成塾の皆さま、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

「地方だから難しい」じゃなくて、「地方でも勝てる時代」だと思っています。
そのための知恵とつながりを、これからも145マガジンで一緒に育てていけたら嬉しいです。

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145が自らの考えを大事に、わかりやすく想いを持ってビジネスの本質に迫るメディアです。主に小売業、ものづくりとキャラクターライセンスを追っています。
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石郷 学

株式会社 team145 代表取締役 

ジャパンEコマースコンサルタント協会 客員講師 

776.fmラジオ『connect』準レギュラー

Next retail Labフェロー 

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