日記:その根拠のない自信で挑んでどう成長できるか

結局、本質というのはジャンルの垣根を越えるのだと思っています。面白かったのは先日、ハリケンさんというクリエイターの方と話していたときに、「作品を最初手がけた時は、それこそ根拠のない自信だった」といっているんですよね。
でも、それが確固たる自信に変わるのはいつか。一度、その根拠のない自信で挑んで、打ちのめされた時だというんですよ。その時に救われるのは人の優しさだったり、ファンの熱量だから、気づけば、その人たちのために作品を作ろうということになる。
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それで初めて自分が手がけるものが確固たる自信を持って、手がけていることに変わっていく。これってECでも同じことが言えるんですよね。
昨今のデジタル接客だって、そう。多分、最初は根拠のない自信で自分をアピールしているんだと思うけど、それがいつしか、ファンの方の力を借りて、自分の求められているのは何かに気づく。それで初めてその人らしさが形になっていく。だから自分を知るとは、人との関わり合いの中で知ることなんだと。
だから、デジタル接客の小手先のテクニックを覚えたって本質を理解してないと使いこなせないんです。
先日、フィルゲートの菊原さんが、最新鋭のメタバースを説明するのに、リアルに存在するミニチュアで作った街「 スモールワールズ」の話を例えにして、コラムに書いているのを見ました。全く同じことだなーと。めっちゃアナログやんって思うけど、実はリアルの世界にだって、仮想現実はある。そこから考えること無くして、多分、メタバース、使いこなせないはず。結構、本質的な話だと思うんです。