サイバーエージェント、『CA Retail-X』に生成AI機能を導入 – ECサイトの広告効果を向上

株式会社サイバーエージェント（東京都渋谷区、代表取締役：藤田晋）は、ECサイト事業者および小売企業向け広告配信サービス「CA Retail-X」に、生成AIを活用した商品キャッチコピーと背景画像生成機能を導入しました。

利用イメージに合ったクリエイティブを迅速に制作

これにより、小売企業が運営するECサイト内の検索結果ページに表示する広告において、商品の利用イメージに合ったクリエイティブを迅速に制作できるようになります。これが広告効果の改善と媒体の広告収益向上に寄与します。

背景として、米国では生成AIの小売業界への応用が急速に進展しており、特にリテールメディアでの活用が期待されています。

2023年10月にAmazonが発表したAI生成による商品背景サービスでは、利用することでクリック率（CTR）に最大40％の差が出ると報告され、大きな注目を集めました。

 

生成AIを活用して背景画像が

しかし、自社運営のECサイトで同様の機能を開発するには技術的なハードルが高く、開発コストも大きいため、実装に時間がかかるという課題があります。

このような状況を受けて、サイバーエージェントは「CA Retail-X」に生成AIを活用した機能を実装しました。具体的には、商品のオリジナル画像を用意し、広告出稿画面でプロンプトを入力するだけで背景画像が生成されます。

これにより、商品の利用イメージに合ったクリエイティブを迅速に制作でき、小売企業のECサイトにおける広告効果の向上と媒体収益の増加が期待されます。

この機能により、ECサイト事業者や小売企業は、生成AIを活用した広告クリエイティブを手軽に導入でき、広告のパフォーマンスを大幅に向上させることができます。