
僕は起業する前、「ECのミカタ」というメディアで編集長を務めていました。立ち上げ当初はまだ知られていない存在でしたが、仲間とともに地道に育てていく中で、多くの方に読まれるメディアへと成長していきました。その過程で、僕自身も本当に多くのことを学ばせてもらいました。今振り返っても、感謝の気持ちは尽きません。
でも、同時に考えたのです。
これからの時代、メディアはどうあるべきか——。
その答えを探したくて、僕は退路を断ち、なけなしの金で起業しました。そして「145マガジン」を創刊したのです。
メディアを立ち上げる理由
エンタメも、ものづくりも、ECも。すべてが『つながり』から生まれる時代になりました。
かつて、小売といえば「百貨店」、コンテンツ(IP)といえば「雑誌」や「テレビ」が主役でした。
けれど、インターネットが登場してからというもの、エンターテインメントの生み出し方も広げ方も、商品の売り方さえも大きく変わったのです。
だからこそ、今、求められているのは――

顧客やファンとの「つながり」をどう生み出すか。
そして、その価値をどう届けていくか。
その問いに向き合うために、「145マガジン」は生まれました。
エンタメ × ものづくり × ECという視点から、「どうすれば価値が正しく届くのか?」を探るために、日々さまざまな現場に足を運んでいます。
ジャンルを超え、いざ共通の2つのテーマ
そしてこのメディアでは、それを語る上で、ジャンルを問わず前提としている2つのテーマがあります。
一つ、既存の世界がインターネットをどのように受け入れていくのか。
二つ、インターネットは何を新しく生み出したのか。
変化の根源を見逃さない。それを通して「変わるもの」と「変わらないもの」を見極め、世の中の動きの本質を探り、時代に左右されない強さを築いていきます。
現場で携わってきた経験からなる記事の説得力
145マガジンでは、それを踏まえて、エンタメ・ものづくり・ECの最前線にいる人々の声を拾い、「どうすれば価値を届けられるか?」を徹底的に考えます。
というのも、僕は過去、3つのジャンルの現場に飛び込み、実際に触れ、リアルな姿を見てきたからです。(参考)。だから、その意味で説得力のあるColumnを届けられます。
- • 「キャラ談」 – キャラクター・IPの舞台裏に迫り、コンテンツの生まれ方と広がり方を考える。
- • 「モノ談」 – ものづくりの背景を紐解き、職人やメーカーの「こだわり」と「届ける工夫」を深掘りする。
- • 「買い談」 – ECや小売の最前線から、エンタメを支える「売る仕組み」の可能性を探る。
背中をそっと押す言葉を、絶やさないために
そして、メディアを事業として成り立たせながら、どうすれば“自分に正直な言葉”を書き続けられるのか。
また、どうすればその活字が、誰かの背中をそっと押せるような「信用」を持つものになれるのか。
そんな問いを繰り返す中で、僕は一つの答えに行き着きました。それが「コミュニティ」という考え方です。
僕の書く記事の価値観に共感する人に集まってもらい、その輪を広げていくこと。そして、一方で赤字にならない程度に、その集まる人からお金をいただき、その資金をコミュニティの運営に充てることで、メディアを持続可能な形にする。
そのコミュニティに、僕は「チームメイト」と名付けました。

記事で“繋がる”コミュニティ
記事の価値観に共感して“繋がる”
皆の価値を高め合おう。集まることで、できることがあるはずだ。それがチームメイトの精神。
記事に共感してくれた仲間たちが集まり、それぞれの得意や経験を持ち寄って、新しい挑戦に踏み出す人を応援する。そんな循環こそが、このコミュニティの価値そのものです。

たとえば、過去のオフ会(参考)では、2つの店舗がその場でライブコマースに挑戦しました。
それをリアルタイムで見守り、応援するメンバーたち。そして、配信で購入された商品は、なんとその翌朝にはお客様の手元に届いたんです。そのスピード感と一体感に、場は大いに盛り上がりました。
こんなふうに、記事を起点に生まれた“共感の輪”が、現実の行動に繋がっていく。それが、「145マガジン」と「チームメイト」の在り方なのです。
※メディアとコミュニティの関係についての詳細は、こちらのページに譲ります。
記事は自分に正直に、想いを込めるから伝わる
創刊まもなく当メディアは「ほぼ日カルチャん」での取材をする機会に恵まれました。滅多にメディアのことにコメントをしない「ほぼ日」ですら、その取材内容についてTwitterで喜びをあらわにしてくれていて、胸が熱くなりました。

お分かりいただけたでしょうか。記事を通して、垣根を越えて人を讃え、敬い、その価値観に人を集めて、その運営が人々をもっと魅力的にしていく。それが145マガジンの姿勢です。
こうした考え方に至る僕(145)の経歴ついては「Who is 145?」をご覧ください。チームメイトに興味を持った方は、あわせてこちらをご覧ください。
※なおFacebookやTwitter も用意しています。それで価値観を確認してもらえたら。それで一致したら、是非チームメイトになって一緒に世の中を変えましょう。