時代を読む 特集
【まとめ】独身の日 W11 2020 狂想曲
つい先日のことである。「11月11日」は中国にとって特別な日。「独身の日」と呼ばれる日でアリババ集団がこの日に向けて一大セールを開いていて、その規模たるや去年まででもたった1日で日本の一つのショッピングモール一年分を売り切るというとんでもないレベルなのだ。
独身の日(W11)2020について専門家に聞く
今年の独身の日は1日から始まりその規模は拡大。ただ、ここでは数字だけではない、中国の方々の心理や、メディアのなかで取り上げられるライブコマースの賑わいなど、なかなかその理由が語られづらい舞台裏を、東海大学准教授の小嵜さんの協力を得ながら、迫ってみることにした。
独身の日 W11 2020 の 真実 中国の消費者 狂想曲 舞台裏
独身の日に合わせて「日本で」仕掛けをする動きも
また、これだけのセールはもう国民的イベントに近いので、そこにかけて仕掛けをする企業も少なくない。ここでは日本のメーカーに声をかけ、中国仕様に商品を作ることで、日本の商品力を中国に知らしめるキレイコムという会社の動きも合わせて、紹介しようと思う。
中国 を熟知する キレイコム W11 の時 渋谷 で仕掛ける理由
ある意味、数字ばかりが一人歩きするが、その実態で何が起こっていて、人の心は何によって動かされているのかに目を向ける必要がある。また、ここから両方のニュースからもわかる通り、いい物を作ればいいのではなく、その地域に合わせた「ローカライズ」もまた大事なことをこのイベントは教えてくれているように思うのだ。
今日はこの辺で。