君たちはどう生きるか 宮崎駿監督
やっぱり宮崎駿は、宮崎駿だった。
事前に流れる情報がなく、
何が展開されるか、分からないから、
理解しようと努め、明かされる引き出しの中身を丁寧に読み込む。
贅沢な時間。
ポップコーンもカフェラテも手をつけず、食い入るように見ていたよ。
受け止めるその一瞬が尊いし、尊いと思えるだけの、この題材たりうる、純度の高い“表現”だったと思う。
人は“考える”生き物だ。
宮崎駿さんは、映画やアニメで、今の時代、今を生きる人に“考える”きっかけを作ろうとしている。