「女性のあした大賞」で15年ぶりの再会──涼子ちゃんとの記憶が今をつなぐ

145マガジンでは、人との出会い、そして“再会”がもたらす気づきを大切に記録しています。
この日は、まさかの偶然に心が揺さぶられました──。
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授賞式の会場で、あの名前が読み上げられた
2024年某日。
ハー・ストーリィさんからお誘いを受け、「女性のあした大賞」の授賞式に足を運びました。
女性の活躍を讃えるこのイベントは、僕自身も強く共感しているテーマ。
ただ、その日、僕はまさかの“再会”を経験することになります。
表彰者の名前が次々と読み上げられる中、ある名前が耳に飛び込んできました。
「小林涼子さん」──。
一瞬、言葉が出なかった。
まさか、あの涼子ちゃん? 同姓同名の別人じゃないの?
でも、やっぱり彼女だった。
「ラブサイン」──全身全霊で取り組んだ、あの頃の記憶
僕には、「ラブサイン」という企画があります。
新卒時代、思い切って立ち上げた、自分なりの“価値観”を商品化するプロジェクト。
女の子たちのリアルな声をそのまま商品にする──
そんな思いを込め、ディレクションも、イベントも、全部自分で動きました。
当時、「ニコラ」でモデルをしていた涼子ちゃんは、その立ち上げメンバー。
誰よりも積極的に意見をくれて、誰よりも真剣に向き合ってくれたひとりでした。
僕がラブサインを離れた後、会うことはなくなったけれど、
心の中ではずっと感謝と特別な思いを持ち続けていた存在です。
15年の時を経て──偶然が繋いだ再会の瞬間
授賞式の最後、思い切って声をかけると──
「えっ、えっ、なんで、なんで石郷さんっっっ!」
そんな風に驚いてくれた涼子ちゃん。
あの頃と変わらない反応に、思わずこちらも笑ってしまいました。
僕の中では、かけがえのない記憶の中の存在だった彼女が、
今や俳優として、そして起業家として、自分の力で認められ表彰されている。
あまりの嬉しさに、145ポーズを撮るのも忘れてしまうほど動揺していたのは、ここだけの話です(笑)。
実は、145マガジンのプロフィールページにも書いているのですが、
涼子ちゃんは、僕がメディアを立ち上げる以前──編集者としての原点のような存在です。
だからこそ、今、こうして現場で偶然再び出会うことができたのは、
運命以上に“145の歩みがちゃんと続いていた証”のように感じました。
「人生は一続きのストーリー」──彼女の言葉が導いてくれる
この再会のあと、涼子ちゃんからこんなメールが届きました。
> 「両親に石郷さんの話、したんだよ」
> 「あの時の商品、いまも家に大事にとってあるんです」
そんな風に伝えてくれた彼女の言葉に、胸が熱くなりました。
僕の方こそ、感謝を伝えたい。
15年前、彼女と交わした言葉や行動が、今もお互いの中に残っている。
そんな関係が続いていることが、何より嬉しかった。
最後に──書いて終わりにしない。出会いを、未来へつなぐために
再会によって、またひとつ、強く思いました。
これからも、価値観を共にできる人たちと、心を動かすことをしていきたい。*
数年後に、「また出会えてよかった」と言える関係を、積み重ねていきたい。
数年後に、「また出会えてよかった」と言える関係を、積み重ねていきたい。
そんな風に、人生がまたひとつ、つながっていくように。
この再会は、僕にそう教えてくれた出来事でした。