JECCICA 理事に就任──石郷学が「選ばれる力」をテーマに風を起こす理由

2025年春、私・石郷 学は、ジャパンEコマースコンサルタント協会(以下JECCICA)の理事に就任いたしました。
「145マガジン」を通じて見つめてきた、ECの未来、人の可能性、商品と物語の交差点。その延長に、より広く、多くの方と学びを共有する舞台が必要だと感じ、この新たな挑戦をスタートしました。
「選ばれる力」をテーマに、初のセミナーをプロデュース
理事就任後、初めての取り組みとして、2025年4月にJECCICAセミナーの企画・プロデュースを担当しました。セミナータイトルは「選ばれる力」。一過性のバズでも、価格競争でもなく、“誰かに選ばれる”という本質に迫ることをテーマに掲げました。
講師としてお招きしたのは、MERY編集長・奥松彩夏さんと、BEAMS販売員でSTAFF OF THE YEARグランプリのHeg.さん。さらに、参加者としてお越しになった川淵さん(YUME TO MOMO)にも、その場で挑戦の想いを語っていただきました。
当日は、多くの方の共感と熱が渦巻き、まさに「変わった景色」が見える時間となりました。一方通行の知識提供ではなく、参加者一人ひとりが主役になれるような空気感を生み出せたことが、何よりの手応えです。
なぜ、私がJECCICAに関わるのか
145マガジンは、創刊当初から一貫して「本質」と「挑戦者の物語」を大切にしてきました。個の声に耳を傾け、背景にある思いや挑戦のリアリティを紡ぐメディアとして、数々の事業者やプレイヤーを取り上げてきました。
そんな私が、あえてJECCICAという“公的な舞台”に立ったのは、より広く、そしてより深く、学び合う場を作りたいからです。人と人との出会いを通して、新しい視点が芽吹き、挑戦が連鎖する。
そうした循環が生まれる場の一つとして、JECCICAは今、重要な転換点にあります。145マガジンで届けている思想と実践を、より大きなフィールドに還元することができる。そう感じたからこそ、私はこの道を選びました。
新しい空気を吹き込む役割を担って
理事としての役割は、既存の枠に収まることではなく、むしろ「変化の風」を吹き込むことだと考えています。今回のセミナーは、その一歩目です。新しい視点、新しい挑戦、そして共感が育まれる時間を、今後もJECCICAで作っていきます。
そしてそのすべての挑戦が、最終的には145マガジンの価値にも還元されていきます。私が見た景色、感じた風、得た出会いを、また新たな言葉として、ここで記事として届けていきます。
最後に
ちなみに今回のセミナーの「選ばれる」というテーマは、他人事ではありません。メディアも、個人も、企業も、なぜ選ばれるのか。その理由を見つめ直し、実践を重ねていく時代です。
私自身も、この就任を一つのきっかけに、より一層“選ばれる人”でありたいと思います。そして、そのプロセスを通じて、読者の皆さんにも何かしらのヒントや気づきを届けていけたら嬉しいです。今後とも、145マガジン、そしてJECCICAでの活動についても、よろしくお願いします。
2025年4月