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アートと商いのバランス〜石岡瑛子さんに惹かれて

 「石岡瑛子」さん、この方のお名前をご存知でしょうか。

この方はいわゆるクリエイティブ・ディレクターの先駆けであって、今から50年前に、資生堂に入社し、その頭角を示して、その後、独立。パルコの広告、シルクドソレイユの衣装などをデザインされた方です。

僕は日頃、自分の仕事において、それをお金を稼ぐためだけ、という位置付けでは見ていなくて、むしろ、表現を通して、それが人の心を動かし、それで結果、飯のタネになったらいいな、という思いでやっています。

とは言え、アートでご飯を食べていくというわけではなく、自分の仕事に感性を持って取り組みたいなという意味合いで、です。

だから、この石岡瑛子さんの描いてきたものには大変衝撃を受けまして、例えば、資生堂でのデビュー作は「ホネケーキ」という商品(石鹸)にナイフを入れて、『「ホネケーキ」以外はきれいに切れません』のキャッチをつけたんですよね。1965年の事ですよ。

でね、一番心に残ったのは、企業の伝えたいことと自分の中のうちにあるものが同じ方向を向いていたら、表現としては幸せよね、的なことをおっしゃられている部分でした。これって、すごく本質をついていて、まず自分の中に伝えたいことがないと、他人の伝えたいことも表現できないよね、ってことを話しているのです。

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先ほど、僕は表現を通して、人の心を動かし、と言いましたが、結局、ご飯が食べられなければ、その表現すらできないわけです。表現としての価値を失わずに、でもそれでご飯を食べていけるようにするには、ということを考えた時に、この考え方ってすごく響いたんですよね。

ああ、僕がやりたかったのは、この「広告」の考え方に近いのかもしれないなと。ただ、僕の場合は物書きであり、編集者なので、テキストを通じた表現で、どれだけ人の心を動かせるか、という部分にあるので、僕は僕の人生を賭けて起業して自分でメディアを立ち上げたばかりの身でもあるので、それを追って行きたいと思いました。

この石岡瑛子さんの一連の作品を見て、僕は表現を生業にしていく三つの要素を思いました。それはまず自分の中にうちなるメッセージや表現を持ち続けること、その表現を通して、企業の価値を底上げできるようにしていくこと、そして一般の人の心を震わせること。

きっとこの3つのバランスが整った時に、自分としても、企業としても、そして受け止める人(消費者だったり読者だったり)、三方よしということになるのかな、と思いました。本当に僕の人生に影響を与えるほど、力をもらいました。ありがとうございます。

今日はこの辺で。

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